帝国劇場2024年新春公演『Act ONE』の公開ゲネプロがこの度行われ、2日の公演でHiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍、少年忍者らが取材に応じた。

  • 『Act ONE』

同作は、2025年に建て替えのための休館を予定している、帝国劇場の記念ラインナップ第1弾公演。HiHi Jetsは「Freedom」、美 少年は「Beauty」、7 MEN 侍は「Wild」、少年忍者は「Passion」というテーマでパフォーマンスを行い、それを体感したジュニアたちが新曲「すたーと」を披露。「Not Enough」では日替わりのアドリブパフォーマンスが盛り込まれ、キャスト全員でテーマ曲「Act ONE」を披露する。

■『Act ONE』公演後にHiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍、少年忍者が取材会

取材会は公演後に行われ、観客も残っている中、HiHi Jetsの高橋優斗は「今回の舞台はオムニバス式で新しい挑戦というのをすごく感じています、帝国劇場もいよいよ改修に入り、我々としては最後のステージになるんじゃないかと思っていますので、小さい頃の思い出も詰まっている劇場ですから悔いなく盛り上げられるように頑張りたいなと思い、幕を開けています」、美 少年の岩崎大昇は「新しくオムニバスという形でそれぞれのエンタメをぶつけ合う。正解がないというところを僕たちが改めて認識しつつ、子供たちにも伝えていくところがミッションになっていて、それを通して皆さんに明日の力になるようなところを感じていただけたらいいなと思って頑張っています」とそれぞれ心境を吐露。

7 MEN 侍の中村嶺亜は「それぞれのグループが約20分ずつの持ち時間で、自分たちのすべてをぶつけ合う作品になっているんですけども、それぞれのグループが抱えていることだったり、思いがあって。ぶつけあったことで認め合ったり次の世代に伝えるのが今できることなのかと思っています」、少年忍者の川崎皇輝は「今回の舞台見ていただいて、今のジュニアの未来、そして今の会社の未来も感じていただけるんじゃないかなというふうに思っております」と語った。

作り上げる過程については、猪狩が「最初の打ち合わせで伝えられたのは『20分ずつ好きにしてください、どうぞ』という。『そんなフリーダムなんですか!?』みたいなところから始まりまして、20分というと長いですし4グループいますから、(例えば)僕のファンにとっては、僕は最初にドンと出て60分出てこないんですよ。これをどうやって皆さんに楽しんでいただくかは全員がめちゃくちゃ考えて、対決方式にしてみて他のグループを見れるようにしようかとか、最初と最後は全員でやるナンバーをつけようとか、ストーリーテラーの2人にところどころコスプレまがいのことをしてもらって緩和する場面を作ろうとか、全部含めて我々で考えながら作っていたので、僕たち自身も勉強になったし、帝国劇場に立つことの重み、皆さんの凄さを理解しました」と振り返る。

堂本光一がスーパーヴァイザーを務めているが、猪狩は「ヴァイザーがよくわかんないので、スーパーになったところでマジでわからない」と、言葉の意味は知らなかったものの「光一さん自身もものすごく忙しい中で、演出に携わってくださるどころか、総合的に形をと整えていただく立場に入っていただいて、光一さんがいらっしゃったからしっかりと帝国劇場に相応しいパフォーマンスにできたなという思いがある」と感謝。「とにかく全員に『本当によかったよ』ということだけいただいて。嬉しかった言葉は『みんなのやりたいことはあるんだけど帝国劇場に立つということに対してお客さんに届ける思いがなければいけない。自分たちの表現はとても大事なんだけど、一方的に押し付けるだけになってはいけない』ということをもっと丁寧な言葉でいただきまして、その上で歌唱のレッスンをしっかりしたり、LINEで僕宛にいただいて、僕から共有させてくださいということで、キャスト全員にもお伝えして、僕たちが本当にお客さんに何を伝えたいのかというのをしっかりと精査して。光一さんのおかげでこういう形が仕上がったと言っても過言ではないと思います」と説明した。

一方、ジュニアのプロデュースを行うAnnex 井ノ原快彦社長については、猪狩が「本当にご多忙で、完全に『みんなに任せる、だから好きにして。僕はみんなのこと信用してるし、みんなが作るものをこの1年でとてもいいと思った。だから思いっきりぶつけてほしい』という言葉をいただいたのと、『ちっちゃい子をちゃんと生かしてくれ』と。『子供達の未来をしっかりと次に繋げるというメッセージも入れてほしい』というのがありました」と紹介。

稽古場での思い出について質問されると、岩崎が挙手し「グループそれぞれで作って、最後の方で合わせてそこで初めてみんなで見るみたいな感じだったので……」と話し始めたものの、「頭パニックになっちゃって」と中弾。猪狩は「本来、リハーサルって他のグループやってる時は水飲んだり違うフロアに行ってケータイいじったりしているけど、今回はもう忍者がやってる目の前にブワッと並んで、1個アクロバットすると狂喜乱舞。海外のダンスレッスンみたいな感じで、それがいいねというのでシャッフルコーナーでも全員後ろでも盛り上げちゃおうかという演出が生まれた。自由なノリで物事が進んでいって楽しかったです」と補足する。

また、高橋は「『なんでも言っていいよ』と言っていただいたので、我々はいろんなことをリクエストして。言ってみるだけタダなので、『火を使いたい』とか『マジシャンを呼んでくれ』とか、全部NGくらって」と苦笑。 猪狩は「いくらぐらい使えるとかは伺ってなくて、マジシャンを呼んでくれと言ったら1千万円かかると。どのレベルのマジシャンを呼ぼうとしているの!?」と驚きのエピソードも。高橋は「楽しかったよね。『なんでも言っていいよ』と言っていただける環境は嬉しかったです」と振り返った。

上演は東京・帝国劇場にて、2024年1月1日〜1月27日。

■出演者

・HiHi Jets 高橋優斗(※高ははしごだか) 井上瑞稀 橋本涼 猪狩蒼弥 作間龍斗

・美 少年 岩崎大昇(※崎はたつさき) 佐藤龍我 那須雄登 浮所飛貴 藤井直樹 金指一世

・7 MEN 侍 中村嶺亜 本高克樹(※高ははしごだか) 菅田琳寧 佐々木大光 今野大輝 矢花黎

・少年忍者 田村海琉 織山尚大 川崎皇輝(※崎はたつさき) 内村颯太 深田竜生
黒田光輝 檜山光成 久保廉 小田将聖 元木湧 北川拓実
青木滉平 安嶋秀生 ヴァサイェガ渉 鈴木悠仁 瀧陽次朗 川崎星輝(※崎はたつさき)
山井飛翔 長瀬結星 豊田陸人 稲葉通陽

林一敬 手島麗央
竹村実悟 阿達慶 鍋田大成 尾崎龍星 石渡大和 山越源斗 関翔馬 林田芯
末永光 大澤龍太郎 高橋曽良(※高ははしごだか) 岸蒼太 堀口由翔
渡辺惟良 岡橋亮汰 平田光寛 宮岡大愛
高橋礼 山岸想 新宮楓真 田代海瑠
真虎 三原健豊 染谷樹 アンダーソンフェニックス
高橋輝汐(※高ははしごだか) 高橋奏琉 小山十輝 小久保向一朗 安達柊我

・スーパーヴァイザー:堂本光一