JR東日本は、2024年3月16日に実施するダイヤ改正で、宇都宮線(東北本線)・高崎線において夕夜間の快速列車を見直し、各駅に停車する普通列車に変更すると発表した。高崎線では、快速「アーバン」の上り列車がなくなり、下り列車も減便される。

  • 高崎線を走る快速「アーバン」

宇都宮線・高崎線の快速列車の見直しに関して、JR東日本大宮支社は「始発駅時刻を基準に宇都宮線は上り19時台~20時台、下り21時台~22時台、高崎線は上り16時台~20時台、下り20時台~22時台の快速列車をそれぞれ各駅停車に見直します」と発表している。

このうち高崎線について、上りは高崎駅16時26分発(土休日のみ運転)から同駅20時36分発(土休日のみ運転)の快速「アーバン」5本(上野行)、下りは上野駅20時33分発(土休日20時19分発)・21時30分発(土休日21時23分発)・22時23分発(土休日のみ運転)の快速「アーバン」3本(高崎行または前橋行)が該当する。現在、快速「アーバン」は朝に下り2本、夕夜間に下り5本(うち1本は土休日のみ運転)・上り5本(うち2本は土休日のみ運転)となっており、来年3月のダイヤ改正で上り「アーバン」はすべて廃止される見込みに。夕夜間の下り「アーバン」も減便される予定となった。

JR東日本高崎支社も、高崎線で利用状況に合わせた輸送体系の見直しを行い、「上り快速列車は高崎駅発16時以降、下り快速列車は20時以降取止めとなります」と発表。夕夜間の列車に関して、上野~籠原間で平日17時以降に下り・上り各1本、土休日17時以降に下り1本を減便するという。

なお、高崎線から上野東京ラインへ直通する普通列車のうち、土休日に運転される高崎駅9時29分発(熱海行)・9時54分発(小田原行)の2本を現行の10両編成から15両編成に増車(途中の籠原駅から15両編成で運転)する予定。他にも10両編成から15両編成に増車する列車、15両編成から10両編成に減車する列車がある。