レゾンデートルは、2023年10~12月、20~50代の既婚者男女4,000人を対象にセックスレスの実態に関するアンケート調査を行った。第1報では、20代~50代既婚者の68.2%が配偶者とセックスレス傾向にあり、このうち43.9%が完全なセックスレス状態(完全レス)にあると報告している。

今回は、第1報の回答者4,000人のうち「完全レス」と回答した人の中から635人を抽出し、「配偶者と最後にセックスしたのはいつか?」「夫・妻のどちら側が拒否しているのか?」を尋ねた調査となっている。

1.レス当事者が最後に夫・妻とセックスしたのはいつ?

「完全レス」の人の64.1%が配偶者と1年以上セックスしておらず、うち37.0%は5年以上していないことが分かった。男女別にみると、男性の59.4%、女性の68.9%が1年以上レスという結果に。1年以上・3年以上・5年以上の長期レスの割合は、いずれも男性よりも女性の方が高かった。

男性・年齢層別:いつからレスか

男性の結果を年代別にみてみると、年齢層により大きな違いがあった。特に、30代→40代での「5年以上なし」の割合が急拡大しており、40代→50代の「5年以上なし」も倍増。50代男性のレスのほとんどは固定した長期レスと言えそうだ。

女性・年齢層別:いつからレスか

20代→30代→40代→50代と年齢層が上がるにつれて、1年以上の長期レスの割合が、男性と同様に漸増。20代~40代は男性よりも長期レスの割合が10%高くなっていた。

各年齢層における長期レスの内訳、男性同様に30代→40代での「5年以上なし」の割合が急拡大。女性の場合は40代で5割以上が「5年以上なし」で、すでに40代からレス当事者の半数以上が固定した長期レス状態にあると言えそうだ。

2.夫と妻のどちらが拒否?

男性・女性別に「どちらが拒否しているのか」を聞いてみると、男性側・女性側ともに「夫よりも妻が拒否している」という認識だったが、最も多い回答は「どちらでもない」で、男女ともに60%以上を占めていた。どちらかが明確に拒否をした訳ではなく、自然にセックスレスになっているという状態が大半のよう。

また、レス当事者の多くが1年以上レスの続く「長期レス」だった。長期レスは30代で過半数となり、40代になるとそのうち「5年以上のレス」と急拡大。また、大半のケースは「何となく自然に発生している」ことが分かったという。

<調査概要> 夫婦のセックスレスに関する実態調査 第3報
・調査期間:2023年10月30日~12月18日
・調査対象者:20~59歳の既婚男女635人(男性320人、女性315人)
・調査方法:インターネット