テレビアニメ『シンカリオン』シリーズの最新作『シンカリオン チェンジ ザ ワールド』の制作が決定した。タイトルロゴや制作プロダクションなど発表したほか、YouTubeに特報が公開された。

  • 『シンカリオン チェンジ ザ ワールド』ロゴ (C)プロジェクト シンカリオン・JR-HECWK/ERDA

『シンカリオン』は、ジェイアール東日本企画、小学館集英社プロダクション、タカラトミーの3社が原案となるプロジェクト。これまでにテレビアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン』(2018年)、『新幹線変形ロボ シンカリオンZ』(2021年)が制作され、2019年には『劇場版 新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X』も公開。実在の新幹線が変形してロボットになる設定を生かし、日本全国でのバトルやドラマを描きながら、『エヴァンゲリオン』シリーズとのコラボストーリーも実現してきた。

今回、テレビアニメ最新作『シンカリオン チェンジ ザ ワールド』の制作が決定し、ロゴタイプも発表。これまでのシリーズより、さらにスタイリッシュで大人っぽいイメージに仕上がっている。

アニメーション制作は、テレビアニメ『絆のアリル』『プラチナエンド』などを手がけるシグナル・エムディと、『攻殻機動隊』シリーズや『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズを手がける「Production I.G」。CGアニメーション制作はSMDEの続投が決定した。

制作決定にともない、特報も完成。童謡「線路は続くよどこまでも」を歌いながら、陸送されていく新幹線E5系を眺める幼い姉弟の姿から始まり、制作会社のロゴに続いて「ERDA(Evolution Railway Development Agency)」の文字が入ったカードキーをかざす手が映る。

これまで『シンカリオン』シリーズでは、大宮の鉄道博物館の地下に「新幹線超進化研究所」があるなど、実在する場所とリンクした設定にも注目が集まっていた。特報の中で開いた扉はどこにつながるのか。「ERDA」とは何なのか。新しいシンカリオンの物語を期待させる映像となっている。画面が変わると、主人公と思われる少年の姿があり、瞳の中にはシンカリオンらしき機体が映るカットもあるとのこと。