ランドローバー「ディフェンダー」のV型8気筒(V8)エンジン搭載モデルは、今のうちに購入しておかないとそのうち後悔するかもしれないクルマだ。日本では2024年モデルでV8が初登場。来年以降もずっと買えるという保証はどこにもない。思い立ったが吉日だ。
最新のディフェンダーはラインアップ充実!
ディフェンダーが日本で発売となったのは2019年のこと。導入記念の150台限定モデル「Launch Edition」は4日間で完売となった。
最新のディフェンダー(2024年モデル)は2023年4月に発売。ボディタイプとパワートレインの種類は導入当初に比べかなり豊富になっている。ラインアップはこちら。
この中で、欲しいと思ったら今のうちに購入しておかないと後悔必至なのがV8エンジン搭載モデルだ。V8エンジンは基本的に、2024年モデルのみでの販売となる。次世代エンジンがどうなるかなど、今後の展開によっては2025年モデルに移行した後も売り続けるかもしれないらしいが、余裕で構えていたらいつの間にか売り切れになっていた、という事態に陥らないとも限らない。
ディフェンダーのV8を選んだ人はどのくらいいる?
ディフェンダーのV8エンジン搭載モデルは現状、どのくらい売れているのか。2023年4月からのデータがこちらだ。
では、ディフェンダーのV8エンジン搭載モデルとはどんなクルマなのか。実車で詳細を確認してきた。
ディフェンダーのV8ってどんなクルマ?
V8エンジン搭載車のグレードは「V8」と「カルパチアンエディション」(CARPATHIAN EDITION)の2種類。動力性能は最高出力525PS、最大トルク625Nmだ。クアッドアウトボードマウンテッドエキゾースト、マトリックスLEDヘッドライト、ステアリングホイール(スエードクロス)、グロスブラックブレーキキャリパーが標準装備となる。
カルパチアンエディションはカルパチアングロスバッジ、グリル、フロント/リアスキッドパン、カルパチアングレイサテンプロテクティブフィルム、ナルヴィックブラックコントラストボンネット&テールゲート&ロワーボディクラッディングなどの専用装備を備えた豪華版だ。
価格は90のV8が1,500万円、カルパチアンエディションが1,598万円、110のV8が1,588万円、カルパチアンエディションが1,685万円。
ディフェンダーのV8は都市型オフローダー?
V8エンジン搭載車のみ、ドライブモードで「ダイナミックダイナミックプログラム」を選択できる。アクセル(加速)のレスポンスが向上し、ステアリングが重くなり、きびきびした走りが楽しめるモードだ。究極のオフローダーであり、基本的にはきびきびした走りは求められない(それよりマッドとかサンドといったドライブモードの方が重宝される)ディフェンダーだが、V8エンジン搭載モデルはオンロードでの使用に重きを置くクルマなので、ジャガーでも選べる「ダイナミックプログラム」を採用したそうだ。
オンロードでしっかりと性能を発揮するディフェンダーのV8搭載車は、変な言い方ではあるが「都市型オフローダー」といった感じのクルマかもしれない。メルセデス・ベンツの人気者「Gクラス」の対抗馬になりそうだ。