グライダーアソシエイツは12月7日、「アプリ運営上の課題や予算等に関する実態調査」に関する調査結果を発表した。同調査は11月24日~27日、自社運営のスマートフォンアプリケーションの企画・マーケティング担当者1,007名を対象に、インターネットで実施した。

  • アプリ化した狙い

アプリ制作の狙いについて尋ねたところ、「利便性向上」(32.1%)が最も多く、僅差で「EC売上向上」(31.7%)が続いた。「店舗売上向上」(26.9%)も多かった。

アプリ制作体制について聞くと、「フルスクラッチ」がおよそ92%を占めている。近年市場規模を拡大しているローコード・ノーコードプラットフォームの利用割合は約7.3%と少なかった。制作をすべて外部委託しているケースは28.6%となり、企業側主導の制作体制であることがわかった。

  • アプリ開発体制

アプリ重要指標について尋ねると、「ダウンロード数」が最多の44.3%で、次いで「アプリ利用者の満足度」30.3%、「CV数(売上貢献)」29.1%と続いた。

  • アプリ重要指標

アプリ運営の課題で最も多かったものは、「人的リソース不足」(60.2%)で、「業務内容の属人化・ブラックボックス化」(58.3%)が続いた。配信コンテンツの不足や、コンテンツ制作工数などコンテンツに関する課題感も目立つ。

  • アプリ運営の課題

アプリの継続利用に向けた取り組みを尋ねたところ、「UI/UXの改善」(70.4%)が最も多く、「バグ・クラッシュの撲滅」(67.9%)が続いた。コンテンツ関連の施策・工夫が上位を占めている。

  • アプリの継続利用に向けた取り組み