タレントのイモトアヤコが6日、都内でエッセイ『よかん日和』(発売中 1,540円税込 文藝春秋刊)の取材会を行った。

エッセイ『よかん日和』の取材会を行ったイモトアヤコ

コロナ禍で海外ロケに行けなくなり、その間に結婚や出産、子育てを経験したイモトが、自ら編集長を務めるウェブマガジン『よかん日和』をスタート。今回これに加筆したものを書籍化した同書は、イモトが出会った素敵な人や大好きな物のこと、そして子育てのことなどが綴られており、憧れの人気YouTuber・OKUDAIRA BSEとの対談も収められている。

ウェブマガジン『よかん日和』を立ち上げた理由についてイモトは「コロナの前ぐらいから漠然と自分の中でオリジナルで発信できる場所が欲しいと思いました。コロナ禍で閉鎖的になり気軽に旅にも行けないしどうしようと思っていた時に日常で何かちょっとした工夫次第でワクワクするんじゃないかと思って、自分が良いと思ったものや人、考え方を集めたい場所を作りたくて立ち上げました」と説明した。

同書で書き記した好きなエッセイを「自分の人生のテーマでもある修正力ですね。手紙で間違えて修正ペンで直したくなりますが、無理くり"あ"を"お"にしたりとか、修正しながらやっていくというのが大事なことなんじゃないかと思ったりします。何かあったら"修正力"と思いながら生きています」と熱く語った。

前作のエッセイは約6万3,000部を売り上げたが、今回は「10万部でしょ。超えましょうよ! また時代が変わっているから分からないんですけど、それぐらいの気持ちです」と意気込みを。また、イモトの代名詞でもある"珍獣ハンターイモト"に言及し、「愛する人と守るべき息子はいますが、より攻めようという状態です。ちょうどコロナ禍と結婚、出産がぶつかり、ロケも少しお休みしました。1年以上一切ロケに行かなかったのは(芸能生活)18年間で初めてのことで、逆に1年以上行かなかったことにより頑張ろうという気持ちになりました。家族の協力があってからこそですけど」と意欲を見せた。

息子についても触れ、「むちゃくちゃ足が速いです。将来有望ですよ。歩くのも速いですし、めちゃくちゃ足腰がしっかりしています。(珍獣ハンター2代目を)受け継いでくれるなら学ランでお願いしようかな。素質はあると思います」と母親の顔も。続けて「結婚してよかったです。本当に良い夫で、抜けているところも多々ありますが、愛情をすごく感じます。同業者ということもあり珍獣ハンターイモトを全力でサポートしてくれます。私がいない時は全部任せてというスタンスなので、気持ちよく仕事に行けているのはありますね」と夫のサポートに感謝しきりだった。