元プロ野球選手で野球解説者の古田敦也氏が1日、YouTubeチャンネル『フルタの方程式【古田敦也 公式チャンネル】』で公開された動画「捕手たちを悩ませる最強ランナー&実は難しい『控え捕手の過ごし方』【キャッチャーズバイブル】」に出演。今でも後悔しているという日本シリーズでの配球について語った。
「一番後悔している配球」というトークテーマにて、古田氏が「何が一番かは置いといて。大事なところで決勝点取られた、他のあったかなっていうのは……」と前置きしつつ言及したのが、1992年の日本シリーズ第7戦の一幕だった。
西武とヤクルトによって争われたこの年の日本シリーズは、最終戦までもつれ込んだ末に、秋山幸二氏の犠牲フライが決勝点になったが、古田氏は「犠牲フライ打たれるんですよ。スライダーを片手でポンと外野フライを打たれたんですけど、あれはインハイに真っ直ぐいくべきやったなって今も思ってますね」と述懐。その理由として、「打たれる可能性もあるけど、それだと詰まる可能性もあるし。緩い変化球は泳ぎながらポンと打つのが秋山さんは得意だったので」と説明しつつ、「それは野村(克也)監督にもめっちゃ怒られたんですけど(笑)」と明かしていた。
【編集部MEMO】
『フルタの方程式』は、テレビ朝日で放送されていた古田敦也氏の初冠番組。2021年5月にYouTubeチャンネルとして復活した。名選手たちのハイレベルな技術論や、プロ野球選手だけが知るエピソードに加え、野球のギモンを解決する“方程式”を提案。「ピッチャーズバイブル」「バッターズバイブル」「キャッチャーズバイブル」など、「野球好きのバイブル」となるコンテンツを配信している。なお、古田氏が『これ余談なんですけど・・・』(ABCテレビ)にゲスト出演した際、番組MCのかまいたち・濱家隆一は古田氏のトーク力を絶賛し、『フルタの方程式』を楽しみにしている視聴者の一人であると明かしていた。