――鈴木さんとの共演の感想もお聞かせください。
かっこいいです。休憩時間もすごくコミュニケーションを取ってくださって、「こんな感じがいいんじゃない?」といったアドバイスもしてくださり、役でない時も先生のようで尊敬しています。
――黒木さんとの共演はいかがですか?
黒木さんもすごく気さくな方で、黒木さんがいると明るくなります。鈴木さんと黒木さんがいてくれる安心感が半端ないです。
――鈴木さんを見て俳優の先輩として刺激を受けたことがありましたら教えてください。
第一線で活躍されている方が、球児役の僕たちに自分から関わりに来てくださって、休憩時間にノックしてくださったり、本当に尊敬できる方だなと。自分も鈴木さんのように人に尊敬されて憧れられるような人になりたいなと、すごく思いました。
――鈴木さんがアイスキャンディーの差し入れをしてくれたこともあったそうですね。
ものすごく暑くてみんなくたくたになっていた時に、箱でアイスを持ってきてくださって、かっこいいなと思いました。本当にすべて振る舞いがかっこよくて、僕もそういった気遣いができる大人になりたいです。
――球児キャストの方たちとはどんな交流をされていますか?
根室知廣役の兵頭功海くんは『ドラフトキング』でも一緒だったのですが、オーディションの時に僕が投球審査で140kmを出して一番だと思ったら、兵頭くんは142kmを出していてすごいなと。ライバルな感じで刺激をもらいましたし、演技もすごくいいなと思って刺激をもらっています。あと、日沖壮磨役の小林虎之介は、演技レッスンに通っているところが同じで、ずっと一緒にレッスンしていたので、今回一緒に出演できてうれしかったです。
■俳優としての抱負「存在感のある役者になりたい」
――俳優としてどうなっていきたいと考えているか抱負をお聞かせください。
この人が出ているなら見たいと思ってもらえるような人になりたいです。少ないシーンや少ないセリフでも目を引くような、その作品のアクセントになるような存在感のある役者になりたいなと思っています。
――こんな人になりたいというような憧れの存在はいますか?
たくさんいますが、この作品で鈴木さんと出会い、こういう大人の男になりたいなと。本当に男らしくて、現場での立ち振る舞いも含めて学ぶべきところがたくさんありました。これからの撮影で、自分からも積極的に話しかけて、聞きたいことがあったらしっかり聞いて、成長できたらいいなと思います。
――鈴木さんは今回、2度目の日曜劇場主演を務められていて、過去には大河ドラマの主演も経験されています。そういったところも目標に?
もちろんそんな風になれたらうれしいです。なれるように頑張ります!
1999年3月18日生まれ、東京都出身。大学卒業後、俳優活動を開始。2022年、ドラマ『しろめし修行僧』(テレビ東京)でデビュー。主な出演作にドラマ『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』(2022・MBS/TBS)、『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(2023・テレビ朝日)、『ドラフトキング』(2023・WOWOW)、映画『沈黙の艦隊』(2023)、『うかうかと終焉』(2023)など。