人類滅亡へのカウントダウン。残された人類たちは、この基地に身を寄せていたーー。

現在Xでは、そんなSF映画のワンシーンのような一枚に大きな注目が集まっています。

去年たまたま撮れた長野の王ヶ頭ホテル、ほんとSF映画みたい
(@neevolandscapeより引用)

  • (@neevolandscapeより引用)

ポストの主は風景写真家の「ねぼ(@neevolandscape)」さん。昨年、偶然撮影できたという写真には、雪原の中で白いモヤに覆われた長野県の「王ヶ頭ホテル」が写っていました。

大迫力の鉄塔の間に浮かぶ月がまたとてもミステリアスで、「ほんとSF映画みたい」という言葉のとおり、これから何か壮大なストーリーが始まりそうな雰囲気を醸し出していますよね。

この王ヶ頭ホテルは、標高2034mに位置する美ヶ原高原の最高峰「王ヶ頭」にあり、そこは雲海や無数の星、ご来光や夕焼け、美しい雪原などの大自然を堪能できる絶景スポットなのだとか。最近ではめっきり冬めいてきたし、行ってみたい……!!

この写真は大きな反響を呼び、ポストは4.6万件のいいねを獲得(11月27日時点)。数々のコメントも寄せられました。

「大好きだなあこれ」「月も良い味出していてステキです! 映画のワンシーンみたい」「荘厳… このままでも素敵、文字を入れたらフォントや言葉でミステリーにもノンフィクション映画や物語みたいにも見えるし、アーティストのアルバムのジャケットでもカッコいいし素敵。息を飲むとはこのことか…」「映画『インセプション』思い出した」「スターウォーズ感すごい(゚∀゚)」「遊星からの物体Xみたい!」「南極基地みたい!」

ちなみに、夜バージョンはこんな感じ。先ほどの写真とは違って、幻想的な中にも人の暖かみが感じられる気がしますよね。

夜ver.
(@neevolandscapeより引用)

  • (@neevolandscapeより引用)

投稿主さんに聞いてみた

今回は、多くの注目を集めたこの写真について、もう少し詳しい話を投稿主のねぼさんにお聞きしました。

ーーこの写真を撮影したときのシチュエーションなどについてお聞かせいただけますか?

真冬の美ヶ原は普段からよく来る場所で、その日は夜明け前に現地に着いて、早朝の風景を撮影していました。ちなみに私は普段、人工物は撮らないので、この日も全く別のものを撮影しに来ていました。

ひとしきり撮影を終えて、気づけばすっかり日がのぼっていたので、さて帰ろうと思っていた矢先、ふと王ヶ頭ホテルの方に目をやると、その近くに月が落ちてきているのが見えました。ホテルからはもうだいぶ離れていましたので、実際かなり小さかったですが、慌ててカメラに望遠レンズを取り付けてファインダーをのぞいてみると、まるでSF映画のような光景になっていました。

ーー撮影する際に難しかったところ、こだわったところなどお聞かせいただけますか?

奥に見える月の位置です。鉄塔の間にすっぽりハマるように、自分が少しずつ移動しながら撮影しました。月が良いところまで落ちていくのを待って、ベストなタイミングでシャッターを切りました。

ーー今回のポストが大きな反響を生んでいます。率直なご感想などはございますか?

普段こういった人工物はあまり撮らないのですが、奇跡のような風景に思わずシャッターを切ってしまいました。意図せず出会った風景としては、少々うまくいき過ぎていると自分でも思います(笑)


投稿主のねぼさんは、この写真の他にも数々の素晴らしい写真を発信しています。気になる方はぜひ覗いてみてくださいね!