元プロ野球選手の“デーブ大久保”こと大久保博元氏が19日、YouTubeチャンネル『デーブ大久保チャンネル』で公開された動画「第八話『あれだけ天才が集まることはもうない』」に出演。“名監督の基本”について持論を述べた。
仁志敏久氏のトレード移籍を振り返る中、「この監督とうまくいかないとかって話が出ることがあるじゃない?」と切り出した大久保氏。「そうじゃなくて。俺の中では、基本は使ってくれれば、どんな悪い監督でもいい監督。使ってくれなかったら、どんないい人でも悪い監督。これは選手からすれば、当たり前だと思う」と持論を述べる。
すると、仁志氏も「世間的に、原(辰徳)さんと何かがあるみたいな話になってるんですけど、別に何もない」とピシャリ。「原さんに仁志を好きかって聞いたら、『俺は好きじゃない』って言われるかもしれないですけど、何かあったかというと何もないです」と説明した。
また、大久保氏は「監督を長くやれて、名監督って言われる人の基本は、『すみません!』っていうのを受け入れてくれる人だと思う」と主張。「『すみません』以上のことはないって、原監督はよく言ってた」と例に出し、「(巨人のコーチ時代に)それを聞いてたから、完封負けしたら、すぐ監督室に行って、『大変申し訳ございませんでした』って。(そしたら)『やるのは選手だからしょうがないよ。ただ、あと2回だけにしてくれよ』みたいな。それから5回くらい(完封を)食らったけど」と、原前監督との秘話も明かしていた。
【編集部MEMO】
『デーブ大久保チャンネル』は、西武の一軍打撃コーチ、楽天の監督、巨人の一軍打撃チーフコーチなどを務めた、元プロ野球選手の“デーブ大久保”こと大久保博元氏によるYouTubeチャンネル。清原和博氏や愛甲猛氏、広澤克実氏、槙原寛己氏をはじめとするレジェンド選手をゲストに迎えた動画が人気を博しているほか、野球界のニュースや自身の近況についてもトーク。巨人のコーチを退任する際には、原辰徳前監督からの招聘秘話、コーチ就任時の率直な心境を涙ながらに語った動画が注目を集めた(※動画「【報告】巨人軍を退団して、居酒屋の親父に戻ります。」にて)。