お笑いトリオ・3時のヒロインの福田麻貴が、24年1月スタートのフジテレビ系ドラマ『婚活1000本ノック』(毎週水曜22:00~)で、ドラマ初主演を果たすことが22日、明らかになった。

福田麻貴

原作はこれまで“女子会”や“婚活”といった女性目線の作品を多く手がけている南綾子氏の同名小説(新潮社刊、新潮文庫から12月25日発売予定)。生涯のパートナーを求めて日々奮闘中の売れない小説家・南綾子(福田)の目の前にかつて「クソ男・オブ・ザ・イヤー」の栄冠を与えたクズ男が幽霊となって目の前に出現し、自らが成仏するためにバディとなって彼女の婚活をサポートすることになる。

福田は、よるドラ『いいね!光源氏くん』第五絵巻(20年、NHK総合)でドラマデビューを果たし、『危険なビーナス』(同、TBS)で連ドラ初レギュラー出演。『月読くんの禁断お夜食』第1話(23年、テレビ朝日)では、ヒロインであるカリスマパーソナルトレーナーの担当客を演じ、『ラストマン-全盲の捜査官-』第3話(23年、TBS)では人気ドラマのプロデューサー役を演じた。ウエディングドレスを身にまとった撮影中には、女優モードの表情を垣間見せていた。

コメントは、以下の通り。

■福田麻貴(3時のヒロイン)コメント

――ドラマの印象について

「一見ポップでありつつも“これ水曜10時に流れるんですよね?”と思うような赤裸々な部分もあり、私を主演に選んで下さったということも含めて、挑戦的なドラマなんじゃないかと思います…!コメディーや非現実的な要素がありつつも、わりとリアリティーたっぷりの一人の女性の生き様を描いています。私演じる綾子に同情したり引いたり共感したり、クソ男・山田の憎めないズルさにキュンキュンしながら楽しんでほしいです!」

――初のヒロイン役についての意気込み

「突然主演の話がきて、“自分で大丈夫ですか!?”と非常に不安だったのですが、原作を読んで、主人公の綾子の絶妙なポジションとあまりのリアリティーに“確かに私や…”と思いました。お芝居は素人なので迷惑かけないように修行します!誰もが憧れるヒロインではなく、生身の人間としてとても共感できる、親近感のある役だと思うので、応援してもらえるように一生懸命演じたいです」

■原作:南綾子氏 コメント

「自分を主人公にする、という設定はもちろん自分で考えたのですが、書いたときはまさかドラマ化されるとは想像しておらず、自分が主人公となったドラマがこれからつくられるという事実にずっと戦慄(せんりつ)しています。結婚したいのか恋愛したいのか、それともひとりで生きていきたいのか、ときに破天荒にときにみみっちく思い悩み行動する1人の女性を、福田さんにはのびのびと自由に演じてもらいたいです。そしてそんな主人公に対し、こんな女は嫌だとか結婚できないはずだとか悪口を言いながら見ていただくのも一興だと思います」

■プロデュース:羽鳥健一氏(フジテレビ ドラマ・映画制作部)コメント

「福田麻貴さんに、原作をお読みになった感想をお伺いする機会があったのですが、開口一番“(小説の主人公の南綾子に)とても似ていると思いました”とおっしゃいました。多くの女性スタッフから“主人公にとても共感できる!”という声は聞いていましたが、“自分に似ている”とおっしゃった福田さん。ドラマのリハーサルを重ねれば重ねるほど、ドラマの主役・南綾子が鮮明になっていきました。福田さんの言い回しや動き方によって、台本がうねりと共感を得るものに変化していく喜びを強烈に感じています。監督の提案に対する対応力の高さは半端なしです。映像になったら面白くないはずがありません。女性だけでなく男性も応援したくなるであろう、福田麻貴さんが演じる南綾子とドラマにご期待ください!」

【編集部MEMO】
3時のヒロインが2019年に『女芸人No.1決定戦 THE W』で優勝した直後、マイナビニュースのインタビューに福田麻貴は「まだまだ私たちの引き出しはありますので、もっと魅力を知っていっていただけるようアピールできたらいいなと思います。歌とかダンスとかお芝居とかファッションとか、いろいろあるので」と展望を語っていた。

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