京浜急行電鉄は、11月25日に実施するダイヤ改正で「エアポート急行」の種別名称を「急行」に変更する。これに先立ち、11月22~24日の3日間限定で、「さようならエアポート急行」列車を運行すると発表した。

  • 「さようならエアポート急行」ポスター

「エアポート急行」の種別は2010年5月16日に実施したダイヤ改正で運行開始。同種別が誕生するまで、羽田空港から浦賀駅および新逗子駅(現在の逗子・葉山駅)までを結ぶ特急が運行されており、途中の京急川崎~金沢文庫間は快特に連結していた。エアポート急行はこれを1本の列車に改めたもので、行先表示の種別部分に飛行機マークと「急行」の文字を表示していた。

今回、羽田空港を利用する訪日外国人旅行者等の増加により、種別表示の飛行機マークが羽田空港に向かう列車であるとの誤認を与えるおそれがあることから、種別ではなく行先表示のみに飛行機マークを表示するようダイヤ改正で改めるという。停車駅は変更しない。

  • 「さようならエアポート急行」ヘッドマークイメージ

  • 変更する行先表示のイメージ

  • 販売するグッズ一例

「さようならエアポート急行」はこれを記念した取組みとして実施。エアポート急行をイメージしたデザインのヘッドマークを掲出し、3日間限定で運行する。あわせて1500形1編成(4両編成)の車内広告をすべて同じものに統一し、種別変更の周知を図る。11月23日には、京急蒲田駅改札外セブン-イレブン店舗前にて、エアポート急行の関連グッズを販売するとのこと。