ミュージカル・ピカレスク『LUPIN ～カリオストロ伯爵夫人の秘密～』の公開ゲネプロが9日に東京・帝国劇場で行われ、古川雄大が取材に応じた。
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古川雄大
同作はフランスの小説家モーリス・ルブランによる「怪盗ルパン」シリーズを下敷きに、自由な発想で、各キャラクターが入り乱れる冒険活劇ロマン。脚本・歌詞・演出を小池修一郎(宝塚歌劇団)、音楽をドーヴ・アチアが手がけた。アルセーヌ・ルパン(古川)と、魅惑的な美女カリオストロ伯爵夫人(柚希礼音 ※東京・名古屋・大阪・福岡公演のみ/真風涼帆)、令嬢クラリス(真彩希帆)、シャーロック・ホームズ(小西遼生)をはじめとした著名なキャラクター達が登場し、財宝を巡って様々な駆け引きを繰り広げる。ほかボーマニャン役の黒羽麻璃央(東京公演のみ)/立石俊樹、イジドール役の加藤清史郎、ガニマール警部役の勝矢らが出演する。
■古川雄大主演のミュージカル・ピカレスク『LUPIN ～カリオストロ伯爵夫人の秘密～』公開ゲネプロ
公開ゲネプロには、Wキャストのうち柚希、黒羽が登場。ダンスや殺陣もふんだんに盛り込まれ、ルパンがゴンドラで飛ぶという驚きの演出も。古川は「小池修一郎先生のアイディアをふんだんに盛り込んだ作品ですので、見どころは盛りだくさんですね。今回『カリオストロ伯爵夫人の秘密』とサブタイトルにもついてますけど、『奇巌城』のキャラクターとかも出てきたりして、まさかのホームズ、そしてイジドールと、ここでしか観られないルパンになってると思います」と太鼓判を押す。「原作を知ってる方もはちろん楽しめる内容になると思いますが、知らない方はとにかく圧倒されるような、オールスター感がある作品なのかなと感じています」と語った。
変装シーンについても「かなり多い。変装して戻ってを繰り返しているので、舞台袖でもすごく動いています」と苦笑。「5種類くらいですが、その中に1種類、ルパンなんですけど、(本名の)ラウール・ダンドレジーでもある、深い部分が見えてくる瞬間があったりするので、そこはもう自然に出てきたみたいな面白さも含まれています」と明かす。
最後に古川は「今回、小池先生が帝国劇場で初めて書き下ろすという挑戦のタイミングで、僕自身も挑戦しながら2人でタッグを組めるというのはとても幸せなことだなと思っております。皆さんどんな反応をしてくれるかとても楽しみになります。僕らはとにかく一生懸命稽古して頑張って作って、たくさんの方に観ていただければ」と希望。「気になっている方はぜひ劇場に足を運んで欲しいですし、1度観た方はぜひ友達に宣伝していただいて、この『LUPIN』を盛り上げて応援していただけたらなと思っております」とアピールした。
