ワーママ1年目、風邪を引いた子どもの世話で”有給が消えた” なんて人も少なくないのでは? 復帰したばかりで休みが続くと、子どもは悪くないのに複雑な気持ちになってしまいますよね。

2歳の男の子を育てる伊藤ぽんぽこさん(@ito_ponpoko)も、育休明けの勤務で同じような状況に。そんなとき上司からステキな言葉をかけてもらったそうです。こちらをご覧ください。

育休明けはほんっっっっっと〜〜〜〜〜にお休みしまくりで!!!!
リアルに月半分は休んでるじゃないか…?という感じだったから、罪悪感もすごくって
意気揚々と復帰したものの、
「本当に役に立ててるのかな?」
「リソースとしてカウントしてもらうと、逆に迷惑なのでは?」
「私の存在価値とは……」
とズーーーーーーンと気落ちしてしまった時期があったんだけど、この会社の上司・先輩に言っていただいた言葉で救われたぽんぽこ
あれから1年
私以外にも育休明けで働く社員さん・パートさんが増えてきたので、言っていただいた言葉を伝えるようにしています(@ito_ponpokoより引用)

ただでさえ不安な育休明け。お子さんの突然の発熱など、思った通りにいかないことも多いはずです。そんな中、「未来のワーママが休みやすくなるんだから、皆のためだと思って休んでおくれ!」とのあったかい言葉。これは涙がでちゃいますね。

このステキな対応に、「職場の方、、かっこよすぎる、、、私も泣けました、」「いま絶賛保活中なのでまさにこの投稿が未来の私を救ってくれたよ…」「ハピネスな考え方に感謝」「なんて泣ける言葉や……」「全ての職場がこうであれ…!」「いい職場、いい人?」「いつかそう言うこと言えるかっこいい先輩になるゾ〜〜〜!!!」「職場の人優しすぎないか………??株式会社ブッダとかではなく??」など、称賛と共感のコメントが多く寄せられました。

編集部では、伊藤ぽんぽこさんさんにお話を伺いました。

投稿者さんに聞いてみた

―― 伊藤さんが、日々のワーママ生活で大切にしていることは何でしょうか?

大前提にはなりますが、一緒に働く同僚・上司の方への感謝の気持ちは忘れずに伝えています。そして常に「もしこの2人に何かあったら、私が絶対にサポートするんだ……!」と思っています。

また、それ以外ですと「仕事で学んだことを育児に活かし、育児で学んだことを仕事で活かす」ことを大切にしています。というのも、復職前は「仕事か育児か、どっちを犠牲にするか」という思考だったんです。

実際に復職してからは「あ、この考えじゃ育児も仕事も全然ハッピーに取り組めない……」ということに気がつきまして(笑)! それから「仕事で学んだことを育児に活かし、育児で学んだことを仕事に活かす」という考えに変わりました。

私は子ども(特に乳児)って「かなりやばいクライアント」だなと常々思っていまして。24時間勤務を強いられて、初めての案件でOJTもなしで、給与は当然ゼロ、有給も使えない、クライアントの要求はコロコロ変わるし、正解を言葉で教えてくれない……。

このクライアントに対して、「今はこれがベストだな」「この順番で段取りをすれば、うまく回るな」と毎日試行錯誤してきた経験は、仕事にそのまま活かすことができました。

仕事の疲れを子どもに癒やしてもらって、仕事の学びを育児にも活かす。逆もまた然り。どちらも“良いとこどり”していくことで、「あ、この育児の悩みは、あの仕事の経験が活かせる!」「育児をしてるから、この案件がうまくいった!」など、ドタバタなワーママライフを前向きに捉えられるようになったなと思います。

―― 本投稿に多くの反響が寄せられていますが、率直な思いをお聞かせください!

共感していただけて、すっごく嬉しかったです!

同時に、「復職を不安に思ってるママさん」「同じく良い環境で働けてるママさん」「環境が悪く退職せざるを得なかったママさん」といろいろな状況の方がいらっしゃったので、「世界標準規格ですべての会社がこうであってほしい……!」と強く思いました。

自分が「仕事以外にも優先すべきことがある立場」になってからというもの、「(ワーママ世代に限らず)様々な立場の人が平等に働きやすい会社」が当たり前になってくれたら幸せだな……と考えるようになっています。


日々のワーママ生活を、仕事にも育児にも還元するという視点がステキですよね。伊藤ぽんぽこさんは、育児や日常の一コマをイラストにして多数投稿されています。気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。