• オダギリジョー、尾野真千子

    オダギリジョー(左)と尾野真千子 (C)フジテレビ

――オダギリジョーさんや尾野真千子さんの印象を教えてください。

常に自然体で、撮影というより日常を一緒に過ごしているような感覚がありました。尾野さんは撮影の合間に「おみそ汁あるけど飲む?」と優しく声をかけてくださったり、本当のお母さんみたいでした。涼しいときは「寒くない?」と聞いてくれたり、何かと気遣ってくださいました。

私は沖縄出身なのですが、おふたりとも沖縄がお好きなようで撮影の合間に沖縄の話をしていました。

――おふたりと共演したことで、学んだことはありましたか?

最近、普段通りに振る舞うような演技をすることの難しさを感じているので、おふたりを見ていて「もっと自然な演技ができるようになりたいな」と思いました。会話をしながら動いたり、日常なら無意識にやっていることでもお芝居となるとセリフを意識してしまうのが課題だと思っています。

――そのために、普段からやっていることはありますか?

映画館に見に行って勉強することが多かったのですが、最近はあまりできていないので、また行きたいと思っています。

  • 當真あみ

■作品を重ねて「少しずつ現場の雰囲気をつかめるように」

――仕事を通して人とつながっていくことが1つのテーマになっていますが、當真さんは今まで経験した仕事が今に生きていると感じることはありますか?

これまで作品に出させていただく中で、少しずつ現場の雰囲気をつかむことができるようになって、最初の頃よりは緊張しなくなったかもしれません。緊張しないように、本番が始まるギリギリまで役に入らず自分自身でいるようにしています。「セットの中に入ったら役でいよう」と、どこで切り替えるかをしっかりと決めておくことで緊張が薄れると最近気づきました。

――最後に作品の見どころを教えてください。

北郎本人や、北郎が仕事を通して関わるのも一癖も二癖もある不思議な人たちなんです。その人たちとの掛け合いが面白くて、少し深刻な話をしていてもクスッと笑えるところを楽しんでいただけたらと思います。

仕事を通していろいろな人と関わることを北郎自身が一番楽しんでいるので、希望が感じられる作品だと思います。やりがいを感じて働く姿はすごくかっこよく輝いていると思うので、そこを見てもらえるとうれしいです。

  • 當真あみ
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●當真あみ
2006年生まれ、沖縄県出身。21年に企業CMでデビューし、22年に『妻、小学生になる。』(TBS)でドラマ初出演。以降、『パパとなっちゃんのお弁当』『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ)、『どうする家康』(NHK)などのドラマ、『かがみの孤城』『水は海に向かって流れる』『忌怪島/きかいじま』などの映画に出演する。

  • オダギリジョー

    『僕の手を売ります』
    FOD/Prime Videodで10月27日から毎週金曜0時最新話配信(全10話 ※第1話無料)
    出演:オダギリジョー、尾野真千子、當真あみ、水沢林太郎、大野泰広/松田美由紀 ほか
    (C)フジテレビ