演じる零花については、「普通の大学生で、ちょっと生意気だけど、かわいらしい愛くるしい女の子です」と紹介。
自身との共通点を尋ねると「気分屋なところ」と答え、「零花ちゃんも自分の気分を優先して生きている子な気がしていて、お父さんの帰りが遅いと文句を言うのですが、私もあまり待つのは好きじゃないなと(笑)。私もよく言う言葉がセリフにありました」と共感するところが多いようだ。
愛くるしさについては「皆さんが知っている齋藤飛鳥は全く愛くるしくないと思うので、そこはかけ離れています」とのことで、「これから努力して愛くるしいと思っていただけるように、零花ちゃんのように頑張ります」と笑顔で話した。
演じる際には、どのシーンも「愛を忘れないように」意識したという。
「この作品はサスペンスやミステリーなどいろんな要素がありますが、どんなシーンも根底には必ず愛があり、零花ちゃんは両親の愛をたくさん受けて育っている女の子なので、愛されていること、そして自分も家族を愛していることを忘れず、それがお芝居にプラスになればいいなと思いました」
また、零花が登場するシーンは「ほっこりしたり、クスっと笑えるシーンが多い」と言い、「重たくならないように、空気を軽くするように」ということも意識したと説明した。
■“親バカ”な両親に感謝「娘のやることは全部追っかけてくれる」
家族愛が描かれる本作。零花は反抗期のような振る舞いも見せるが、齋藤自身は反抗期はあったのだろうか。
「反抗期という反抗期はないです。高校生になったばかりのときに一人暮らしを始めましたが、その直前、もう乃木坂46にいて普通の中学生・高校生より忙しくしていた時期は、仕事が終わって帰るときに『今日は疲れているので何もしゃべれません』と親に連絡することがありました。でもそれは反抗期ではなく気遣いです(笑)」
そして、両親について「優しいですし、親バカなので娘のことが大好きですし、娘のやることは全部追っかけてくれています。お母さんはSNSについて兄に聞きながら、私が載っている写真や、ファンの人が作ってくれた動画も全部チェックしてくれます。父親は作品が決まったときなど、節目節目で『おめでとう』と連絡をくれます」と明かした。
愛情をたっぷり注いでくれている両親に対し、とても感謝しているという。「どう返したらいいかまだ模索中ですが、生きているうちに見えるように感謝の気持ちを伝えないといけないなと思っています」と言うが、活躍している姿がすでに親孝行になっているようで、「母親はいつもそれが生きる糧になっていると言ってくれます」と話した。