――決勝進出まで時間がかかりましたが、ここまで振り返っていかがですか?

タバやん。:10年前ぐらいに同期のダイタクをMCに立てて僕らがネタをやるというライブがあって、そのとき僕たちネタがひどくて、居酒屋で2人とも泣き崩れそうになるほどダイタクに怒られたんです。「お前らマジでこのままだとやばいぞ」って。それがターニングポイントです。

益田:同期にネルソンズとか相席スタートの山添(寛)もいて、けっこう厳しく面倒を見てもらったんです。同期のみんなが厳しく育ててくれたという感じです。

タバやん。:準決勝でやった2本目も、厳しい同期が「このネタおもろい」と言ってくれたネタだったので。

益田:実は別のネタをやろうかという案もあったんですけど、「絶対あっちのほうが面白い」って同期がみんな言ってくれて、信じてやろうという感じでした。

タバやん。:それで決勝に出られたので、同期には感謝しかないです。

■山添がコーチング、ネルソンズ和田はシャバさチェック

――山添さんがネタのチェックしてくれているそうですが、どんなアドバイスをもらいましたか?

益田:ネタの内容というより演じ方とかですね。

タバやん。:もともと山添と一緒に住んでいたんです。

益田:そうなんです。僕の実家に山添が住んでいて。僕はまだ実家に住んでいるんですけど、二世帯住宅で一世帯空いていて、そこに同期が住んでという感じ。山添も当時住んでいたので、そのときからお互いネタの相談とかして、去年の『M-1』もめちゃくちゃコーチングしてもらいました。

――主に演技の部分に関して?

益田:そうですね。

タバやん。:深みを出すコーティングを。 

――ほかに同期からのアドバイスで印象に残っているものがありましたら教えてください。

タバやん。:和田(まんじゅう)くんですね。「シャバいネタするな」って。シャバさのコーチングをしてくれました。

益田:これはシャバい、これはシャバくないって(笑)

――同期のアドバイスもあり、自信を持って決勝に臨めそうですか?

2人:そうですね。

タバやん。:シャバいかどうかは和田くんに確認して(笑)

■いぬが“禁じ手”枠を切り拓いてくれた!?

――決勝進出を報告した芸人は?

益田:囲碁将棋の根建(太一)さんに報告しました。根建さんはいつも、賞レースの準決勝に行くたびに「マジ頑張れよ」「優勝するつもりで行け」ってめっちゃ鼓舞してくれていたので、そのお礼を言いました。あと、シソンヌのじろうさん、トレンディエンジェルのたかしさん、空気階段のかたまりとか、いろんなチャンピオン方から「おめでとう」というLINEをいただきました。

タバやん。:僕は一番仲良くてかわいがっている、いぬに。去年いぬが決勝に行って、僕らが「行ったな!」と称えていたんですけど、いぬの2人からすぐ「おめでとうございます」と。有馬(徹)は「泣きそうです」というぐらい言ってくれて。彼らが1年目、僕らが2年目のときからずっと一緒だったので本当にうれしいです。お互い一生行けないと思っていたので。

益田:いぬが去年、“禁じ手”枠を切り拓いてくれて(笑)

タバやん。:僕らももしかしたら禁じ手枠かもしれないので。

益田:いぬが切り拓いてくれた可能性はある(笑)

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