JR東日本水戸支社は20日、旧型客車4両をディーゼル機関車DE10形が牽引し、水郡線の水戸~常陸大子駅間を運行する団体臨時列車「旧型客車で行く奥久慈の旅」を旅行商品として販売すると発表した。出発日は11月26日とされている。
団体臨時列車「旧型客車で行く奥久慈の旅」で使用するDE10形は、通常の赤色ではなく茶色の車体色で、「茶ガマ」の愛称で親しまれているという。旧型客車にラウンジカーも組み込み、レトロ感あふれる車両から田園や里山といった水郡線の風景を楽しめる。
11月26日の往路は水戸駅9時38分発・常陸大子駅11時15分着、復路は常陸大子駅15時25分発・水戸駅16時58分着。常陸大子駅到着後、大子町の魅力を満喫する5つのコースを設定している。
「A りんごジャムづくり体験コース」は「仲野りんご園」でりんごジャムづくりを体験。「B 秋そば収穫祭コース」は「奥久慈茶の里公園」で打ちたての常陸秋そば(新そば)を堪能する。公園内にある和紙人形美術館への入場や抹茶体験、お土産に使用できる500円クーポンが付く。
「C アップルパイづくりと懐かしき木造校舎『旧上岡小学校』コース」は「藤田観光りんご園」でのアップルパイづくり体験と、明治から昭和初期に建てられた木造校舎「旧上岡小学校」の見学を行う。「D 森林の温泉で入浴体験コース」は「森林の温泉(もりのいでゆ)」で温泉を堪能し、大子町産りんごなどのお土産も用意する。「E 大子町フリー散策コース」は大子町を自由に散策する。
Aコースは40名を募集し、旅行代金は大人1万6,800円・こども1万4,800円。Bコースは40名を募集し、旅行代金は大人1万4,800円・こども1万2,800円。Cコースは20名を募集し、旅行代金は大人1万8,800円・こども1万6,800円。Dコースは20名を募集し、旅行代金は大人1万7,800円・こども1万5,800円。Eコースは40名を募集し、旅行代金は大人1万2,800円・こども1万800円。JR東日本びゅうツーリズム&セールス「日本の旅、鉄道の旅」サイトにて申込みを受け付けている。参加者に2024年版オリジナルカレンダー(非売品)もプレゼントされる。