学生と企業をつなげる新卒ダイレクトリクルーティングサービス「OfferBox(オファーボックス)」を運営するi-plugは、2025年卒業予定学生を対象に希望年収額に関するアンケートを実施した。

「あなたが新卒配属1年目に希望する年間の給与額(額面)を教えてください」と聞いたところ、希望年収に関する設問は、300万円〜399万円が最多の39.4%。また、400万円以上の年収を希望する学生が、全体で43.7%となっており、昨年の調査と比較すると、約12ポイント増加していることがわかった。希望する年間給与額が、昨年の調査時よりも高まっていることが推察できる。

「25卒の新卒入社者へ提示している平均の年間給与額(額面)を教えてください」と聞いたところ、企業を対象に実施したアンケートでは「300-399万円」と回答した企業が最多の59.9%だった。25卒学生に伺った希望年収に関する設問において、「400万円以上」を希望する学生が、全体で43.7%いる一方で、「400万円以上」と回答した企業はわずか8.7%。学生の希望と企業の提示金額にギャップがあることがわかった。

「内定先から提示された給与が希望の年収以下である場合、あなたは内定を辞退しますか?」という質問には、「その他条件によっては辞退しない」と回答した学生が最多の85.3%。一方で、「辞退する」と回答した学生が、昨年と比較すると倍のポイントとなっていることから、年収を重視する学生が徐々に増えていると推察できる。

「希望金額との差はいくらまで許容しますか?」という質問に関しては、「50万円以内」が51.8%、続いて「51万円〜100万円」が37.2%。昨年と比較して、大きな変化はなかった。