――すごい思い切りですね。

そうですね。でも、人生一度きりだし、一回やってみて、自分に合わないと思ったら、また、営業の仕事に戻ろうと。それぐらいの気持ちで挑戦を決めました。私は、自分が納得できることだけして生きていきたくて。グラビアだけじゃなくて、芸能の仕事すべてに言えることだと思うんですけど、売れるか売れないかって自分次第じゃないですか。他人にコントロールされてどうにかなるものじゃないというか。なので、売れなかった時に、人のせいにできなくて、自分自身でダメなところを改善していくしかないところが、すごくいいなと思って。燃えるんですよね。失敗しても、自分を変えて成長していけばいいと思ったことも、グラビアアイドルに転身した理由の一つなんです。

■100万人のオタク友だちができたような気持ち

――グラビアが好きという理由だけでなく、理想の働き方ができると思ったことも転身の理由だったと。先ほどプレゼン資料の話がありましたが、YouTubeも企画からご自身で考えているそうですね。

はい。やりたいことをノートにまとめていて、まずは制作動画を撮るためにやるべきことを箇条書きで書き出していきます。必要な機材や道具があれば、それをネットで注文したり準備して、準備が整ったら、それから制作と撮影をスタートさせます。

  • 動画「【ガチ】高すぎて買えない高級フィギュアをおもちゃで再現したった【東雲うみ】」サムネイル =本人提供

――営業職時代の資料作りと動画の事前準備どちらにも共通していると思うのですが、その熱意が伝わるからこそ、支持されるのだろうなと感じました。

私は自分が大好きなプラモデルを皆さんに営業してるんです。営業って、情熱があればあるほど良くて、そして、それが伝われば伝わるほどいいと思うのですが、その情熱が動画でも伝わっていたら、うれしいです。私の動画を見て、ガンダム好きになったり、プラモデル好きになったという方も結構いらっしゃって、その時は営業成功だなって(笑)。もうすぐチャンネル登録者数が100万人になりますが、100万人のオタク友だちができたような気持ちです!

――100万人のオタク友だちというと、ますます頼もしいですね! では最後に、YouTubeの今後の展望を教えてください。

100万人の方に見ていただけるということで、すごく大きなことにも挑戦できるチャンネルにしたいです。 例えば、将来的には実物大のガンタンクを作るとか! そんなこと普通だったらできないけど、YouTubeだったら実現できるかもしれないし、やっぱり見ていて面白いじゃないですか。自分が楽しんでやるってことが一番ですけど、視聴者の皆さんにもワクワクしてもらいたいし、感動してもらえるようなチャンネルにしていきたいなと思いますね。あとは100万人になった後に、百式を作る動画は絶対にやりたいと思っています!

  • 動画「【閃光のハサウェイ公開記念】クスィーガンダムをオリジナル全塗装してみた【東雲うみ】」サムネイル(左)、動画「【リペイント改造】新種のカブトが見つかりました【東雲うみ】」サムネイル =本人提供

■プロフィール
東雲うみ
9月26日生まれ。埼玉県出身。2020年1月、1stDVD『しののめちゃん』(竹書房)でグラビアデビュー。2022年3月10日、1st写真集『うみのなか』(ワニブックス)を発売。2023年9月1日、コスプレイヤーのえなこも所属する芸能プロダクション「PPエンタープライズ」所属となった。2023年10月、2020年10月に開設したYouTubeチャンネル『うみちゃんねる』のチャンネル登録者数が100万人を超えた。