グラビアアイドル・東雲うみのYouTubeチャンネル『うみちゃんねる【東雲うみ】』のチャンネル登録者数が100万人を突破した。同チャンネルでは、東雲の“プラモデル愛”あふれる制作動画が注目を集めており、動画「【ガチ自宅】オタクがZガンダム作ってみた【東雲うみ】」は500万回を超える再生回数を記録している。
グラビアアイドルを始める前は、専門商社で営業職に就いていたという東雲。“転身”の背景にはどのような思いがあったのか。また、チャンネル登録者数が100万人を超えたYouTubeで実現したいことについても話を聞いた。(前後編の後編/前編:東雲うみ、“プラモ制作動画”で注目集めるチャンネルが登録者数100万人突破「YouTubeは挑戦の場」)
■就職活動では営業職1択
――プラモデルやジオラマの制作動画はもちろん、質問返しなどのトーク動画も面白かったです。
うれしいです! この間、私に対する偏見を集めて、それにアンサーするだけの動画を投稿したのですが、その動画も120万回再生ぐらいされていて。本当にただカメラの前でずっと喋ってるだけなんですけど、「内面を知って、好きになりました!」と言っていただけたり、東雲うみというキャラクターを愛してくれる女性の方やカップルで応援してくれる方も増えて! こうやって自分が考えてることをちゃんと世の中に発信するのは、やっぱり大事なことなんだなと思いました。
――質問返し動画では、ご自身の経歴についても話していましたね。元々、専門商社で営業の仕事をしていたとか。
そうなんです! 私、好きなものを人に勧めることが大好きなんですよね。例えば、アイドル。昔から、ハロプロや地下アイドルがすごい好きですけど、友だちにも「このアイドルって、こんなところがすごくて」というふうに勧めて、そのアイドルを好きになってもらって、一緒に現場に行ってもらえるようになるのがうれしくて。それって、いわば営業じゃないですか。なので、自分には営業職が向いてるんじゃないのかなと思って、就職活動では営業職1択で業界を見ていました。
――確かに、通ずるところがある気がします。その中でも、専門商社を選ばれたんですね。
自分が魅力的だと思う商品を扱っている会社にエントリーして、第一志望の会社に受かりました。ニッチな分野ではあるんですけど、すごく魅力的な商品を扱っている商社で、1年ぐらい勤めたのかな。土日も使って、会社ごとにプレゼン資料を作って、月曜日にその資料を持って行って商談していました。プレゼン資料を作るのも趣味の一つなんじゃいかと思うくらい楽しんでやってましたし、社内で名刺交換率1位になったこともあります!
■“理想の働き方”も転身の理由
――すごい! それだけたくさんの人に会っていたわけですね。営業の仕事を辞めて、芸能の仕事を始めるまでにはどのような経緯があったんですか?
仕事は楽しいし、自分でも頑張っていたと思うんですけど、ある時、その商品の気になるところを見つけてしまって。商社ということもあって、私が自分でその商品を直すことはできないし、本当に自分がいいと思ったものを紹介したいのに、それができない……。そういうやりきれなさを感じ始めた時に、会社に所属して、限られた商品を売るというのは、自分が納得できない部分があっても、営業しないといけないんだなと気づいて。それで、だんだん辞めたいという気持ちが出てくると同時に、私は昔からアイドルがすごく好きで、その中でも、グラビアの写真集を見た時にすごく惹かれてたので、グラビアの世界に飛び込んでみようかなと思って、辞表を出しました。