コレ、どういう仕組みなのでしょうか。太陽の位置が遷移することにより、陰影の変化でデジタル形式の時間を投影する日時計なのですね。フリーサイトで紹介されているデジタル日時計を3Dプリンターで自作してしまった高校1年生に賞賛の声が集まっています。

3Dプリンターで太陽の光を使って時間を表示する日時計を印刷してみました。回路や電池も必要なく太陽さえあれば20分刻みで時間を表示してくれます。

  • (X 高校生の電子工作日記@hdiv6xeWxcLUS51より引用)

「高校生の電子工作日記」さんは、電子工作が大好きな高校1年生。2023年度「小中学生プログラミングコンテスト」で日本一に輝いた学生さんです。日々、Arduino(マイコンボードのようなもの)や3Dプリンターで工作しては、投稿しています。

たとえば、シガレットチョコケース型のモバイルバッテリー、家の各部屋の温度がスマホ画面で確認できるIoT温室度計、ガスや煙が検知されるとLINEに通知されるIoT火災報知機、3Dプリンターで作ったラジコン、スマホスタンドなどなど。製作技術もさることながら、面白いと思ったものを次々にカタチにしていく様子が賞賛されています。

「すごすぎー!」「高校生で凄いです!」「実際にそれを作ってみるってすごいですね」「若さの行動力がすごいです」「どんな学習の仕方をすればこんなものが作れるようになるんだ…」「仕組みがよくわからないけどすごい!」「すげぇ…俺も勉強しとけばよかった」「自分で考えた訳ではないということですが、目を付けるところ、それを世に出すこともすごいことです」などなど。製作者である高校生の電子工作日記 さんにお話を伺いました。

■製作者に聞く

……なぜこのデジタル日時計を自分で作ってみようと思いましたか。

3Dデータのフリーサイトを見ていて偶然この作品が目に入り、電池や回路などがなくても動くなんてすごいと思ったからですす。

……実際に3Dプリンターで作ってみて大変だったこと、工夫してできたことは?

この日時計はとても細かく精密にできているので出来るだけ綺麗に精度よく印刷することが大変でした。工夫したことは綺麗に印刷できるように設定を変え、ゆっくり印刷するようにしたことや太陽の熱による変形を防ぐために密度を高くして丈夫にしたことです。

……完成した時の感想は?

実際に完成してみて時間が表示されたときはとても嬉しく、太陽の光があるだけで時間が分かるなんて凄いなと思いました。

……「工作」の面白さ、楽しさ、魅力などについて教えてください。

工作は「こういうものあったら便利だろうな」、「こういうものが欲しいな」というアイデアを実際に作ることによって形にできることが魅力だと思います。そして自分が作ったものが実際に機能したときはとてもうれしく、達成感を味わえることも魅力の1つですね。


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▼3Dプリンターで太陽の光を使って時間を表示する日時計を印刷してみました。回路や電池も必要なく太陽さえあれば20分刻みで時間を表示してくれます。


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