ニチレイフーズは、「から揚げ強化月間」に合わせて実施した「全国から揚げ調査2022」の結果を10月3日に発表した。調査は2023年8月19日〜29日の期間、20〜79歳までの一般生活者14,100名を対象に行われた。

  • 好きなおかずランキング

はじめに、全29品のおかずから好きなものを選択(複数選択可)してもらったところ、全体の69.5%が「から揚げ」を選択。3年連続で好きなおかずランキング第1位に輝いた。2位には「焼肉」(68.5%)、3位には「餃子」(68.0%)がランクイン。

性年代別でみると、これまでと同様にいずれの層でも「から揚げ」を選択している人が多く、引き続き幅広い性年代から愛されていることがわかった。中でも男性50代、女性30~40代は8割近くが好きなおかずと回答。

から揚げの好意レベルを聞いたところ、3年連続で9割近くが「好き(好き+やや好き)」と回答したことが明らかになった。

  • 3年連続 9割近くの人が「好き」

から揚げを1カ月間に食べる平均喫食個数(一人当たり)を推計すると、今年最も多かったのは「山形県」(64.0個)だった。山形県は、「惣菜」「コンビニ」「専門店」「外食店」「冷凍食品」「手作り」の全ルートで喫食個数推計値が1位となり、調査史上初の「完全1位」を達成した。

次いで、2位が「福島県」(51.0個)、3位が「東京都」(48.7個)の順に続いた。一方、最も少なかったのは「長野県」(24.9個)という結果に。

  • から揚げを1ヶ月に食べる個数ランキング

また、から揚げを1カ月に1回以上食べている人の割合(喫食率)を都道府県別に調べたところ、最も高い割合だったのは「宮崎県」(81.7%)で、次いで「愛媛県」(77.7%)となった。3位は同率(77.0%)で「京都府」「徳島県」「福岡県」だった。

全国のから揚げ消費個数を推計で算出したところ、2022年の年間消費量は約370億個以上となる見込みで、コロナ禍前の2019年調査と比較すると、年間総消費量の推計は約150%となることがわかった。巣ごもり消費によるから揚げの年間総消費量の急伸は一服した感はあるが、高止まりは継続している。

  • 全国のから揚げ消費個数を推計で算出

また、から揚げの好きな部位をみると、4年連続で「もも」(85.3%)が1位に。次いで、「むね」(46.4%)、「手羽先」(37.8%)と続いた。

「もも」は比較的女性の支持が多く、「むね」は比較的男性の支持が多かった。「手羽先」は、女性は年代による支持の違いはあまりみられなかったが、男性では70代の好意者が最も多く、20代は最も少ないという「対照的」な結果となった。

  • から揚げの好きな部位