9月になっても暑い東京。残暑が長引きヘロヘロな筆者でしたが、先日編集長の許可を得て北の大地の札幌へ出張できました! 異例の暑さが続いたという札幌も、最近はようやく涼しくなり始めたみたいです。
ちょうど秋のグルメイベント「2023 さっぽろオータムフェスト」が開催中ということで、札幌在住で街のトレンドを情報発信しているブロガー「しょーこ@札幌クリップ」さんの協力を得て、同イベントのお勧めのお店を紹介してもらいます。
札幌在住のブロガーさんがお勧めする
会場となる大通公園で合流し、初対面の挨拶もそこそこに「私が一番好きなのは道内の各市町村の出店が集まる8丁目エリアですが、1週間単位での入れ替わりなんです」とテキパキと話を進めるしょーこさん。うーん、頼もしい!!
初めてこのイベントを訪れた筆者と同様に、読者の皆さんの多くが「札幌オータムフェストって何?」状態では?
簡単に説明すると、「『北海道・札幌の食』をメインテーマに道内各地から旬の食材やご当地グルメが集まる」というイベント。札幌中心部の大通公園4~8丁目、10丁目、11丁目において、それぞれ異なるコンセプトで分かれた7会場に約300店舗が集結します。
冒頭でしょーこさんが言う8丁目エリアは「さっぽろ大通 ほっかいどう市場」として、北海道内の市町村、団体約80ブースが出店する場所なんです。
広い北海道の街から「自慢の特産品や名物料理」を出してくる訳ですから、おいしくない筈がない! 早速しょーこさんと会場を巡る筆者でした。
「4期に区分され、期が変わって『行くたびに違う味が楽しめる』のがこのエリアの特徴です。その土地ならではの料理、イチオシの魚介類等が北海道各地から持ち込まれ、見て・食べて・楽しめる空間です。また、自分の出身地である地元の味を懐かしんで食べるという札幌市民の方も大勢いますね」(しょーこさん)
説明の通り、函館から根室、読み方が分からない北海道の各地からさまざまなお店が立ち並んでいました。あと驚きなのでその安さ! 他のお店のメニューと比べると値段の違いが際立ちます。
また、しょーこさんによると「入れ替え制ということで、食材を持ち帰る手間を考えてなのか、最終日にはおまけとして、量を増やしたり、追加素材を無料でくれたりするお店もありますよ」と言います。
オータムフェスト、市町村が出店している8丁目の第1期が終了します。
— しょーこ@札幌クリップ (@kotton105910) September 12, 2023
ってことは、最終日で地元に商品を持って帰りたくないから市町村のみなさんは安売りしたり、オマケしてくれる率が高いんですよ!😍
森町ブースでホタテ3枚が500円になり、しかも貝柱を全部ダブルにしてくれました😋
ラッキー✌️ pic.twitter.com/yNAUnfqIgU
これはありがたいですねー。
5選では収まらないメニューたち
当初はお勧めを5選紹介してください、と相談していましたが、「すみません、どれもおいしくて絞れませんでした」と恐縮するしょーこさん。
むしろ、こちらの無茶振りが申し訳ないところ……。時間が限られていることもあり、11丁目から5丁目まで駆け抜けながらレポートする形にしました。
さて11丁目は「PRECIOUSTABLE(プレシャステーブル)」をテーマに、札幌市内の有名店の味が楽しめる「さっぽろシェフズキッチン」として毎年人気のコーナーとなります。2023年は14人の北海道内の有名シェフが日替わりで料理を提供していました。
「有名店のお店だけでなく、1皿800円~という普段ではありえない価格も注目です。また、ジャズと噴水の音に加えて、夜はライトアップされてとても素敵な雰囲気の中で上質な料理を頂けるのもポイントです。特に女性に人気があり、時間によっては長い行列ができますよ。私も今日のランチはここでした笑」
しょーこさんがSNSに投稿されていたので、そちらも参照してみてください。
どこかのリゾートの写真じゃないよ。札幌、大通公園ですよ😊
— しょーこ@札幌クリップ (@kotton105910) September 15, 2023
オータムフェスト11丁目シェフズキッチンでちょっと贅沢ランチ😋
今日はフレンチ館岡シェフの料理です。
木製ナイフでお肉が切れるくらい柔らかいですよ😉 pic.twitter.com/V22jasKMgB
オータムフェスト11丁目のシェフズキッチンは夜はいっそうステキな雰囲気になりますよ☺️
— しょーこ@札幌クリップ (@kotton105910) September 13, 2023
ミュンヘンクリスマス市を想起させます😌 pic.twitter.com/8xXCTPAYlP
肉を満喫
お隣の10丁目からのお勧めは、お肉のつぼの「美瑛和牛のつぼる和牛串」。これまた食欲をそそります。
「札幌の肉卸店が手掛ける北海道産のお肉で、和牛一頭買いをして用途に合わせた料理が特徴です。お肉マイスターがいるので最高の味を引き出してくれ、かつ、美瑛和牛は、北海道訪れたならぜひ食べてほしいブランド和牛なんです!」
ちなみに同じ肉つながりだと6丁目にお店を出す、肉処 くろべこやの「北国牧草牛のサーロインステーキ」もイチオシだそう。
「北国牧草牛はくろべこやの自社ブランドで、栄養豊富な良質な牧草を作るところから始まり、肉牛を育て上質でおいしいお肉を提供してくれます。実店舗ではローストビーフも人気ですよ」と熱く語ってくれるしょーこさん。
さらに隣の7丁目に店を出す、明食串焼きグリルの「肉巻きおにぎり焼き」も推し対象。北海道産のお米とお肉を使用し香ばしく、ジューシーに焼きあげた一品で、豚肉と牛肉で選択できます。
「注文すると鉄板で二度焼きしてくれ、焼き目のついたアツアツの肉巻きおにぎりが楽しめますよ」
特製の窯で焼き上げたピザ
肉に続いては北海道といえばチーズ。7丁目のニセコピザの「クワトロフォルマッジオ」が外せないと言います。
「このイベントのために作ったという焼き釜があり、豪快に焼き上げられているピザを見ることができますよ。行列が絶えない人気の店舗で、夏に開催される『大通ビアガーデン』にも出店し、オータムフェストでは常連のお店です」
店名でもある「クワトロフォルマジオ」は、4種類の北海道産のおいしいチーズを使用し、チーズ好きに是非食べてもらいたい一品だそう。
ソフトクリームを贅沢に食べ比べ
もちろんデザートも抜かりはありません。5丁目でソフトクリームを筆者も食しました。
「北海道内のソフトクリームの人気店が期ごとに変わる『3種類食べ比べセット』がお勧め。道内産のおいしい生乳を使用した人気店のソフトクリームが一度に3種類も食べられる贅沢なセットなんです。是非シェアして食べてほしいです」
しょーこさんとシェアして食べましたが、見た目は変わらないですが、少しずつコクというか、味わいが異なり、スプーンがモリモリ進んであっという間に食べつくしました。甘すぎない味なので、スイーツを普段食べない人でも楽しめそうです。
ということで本当に駆け足でレポートしました。イベントは9月30日まで開催しているので、観光する機会があれば、ぜひ自分のお勧めのお店やメニューを探してほしいと思います。