元プロ野球選手で野球解説者の上原浩治氏が15日、YouTubeチャンネル『上原浩治の雑談魂』で公開された動画「【上原ド緊張】一流選手達の衝撃の給料事情! 原さんは宿舎で出される肉の質が違う!? 巨人の大先輩が明かすプロ野球そろそろ時効話【少年時代に見てたスター】【(1)/4】」に出演。メジャーリーグにおけるスポーツ代理人の給料事情について語る一幕があった。

上原浩治氏

■上原浩治氏、ボラス氏の収入に言及

「メジャーほど、どんぶり勘定ないで」と切り出し、「2割7分、4年ぐらい打っておけば20億になるねんで。考えられへんやん、日本じゃ」「(日本だと)『普通の選手やん』ってぐらいで思われる。それがメジャーだと20億になる」と自身の印象を話す上原氏。岡崎郁氏が「代理人の力ってあるの?」と尋ねると、「代理人の力はあります。間違いないです」と回答する。

その上で、「『お金だけ』ってやるならボラスにいけばいいし、球団から好かれている代理人とかもいるわけですよ。僕に(代理人が)ついてた時は、30球団みんな仲良かった。結構好かれてる代理人だったんで、だからこそあんまりお金もそこまで取れるような感じじゃなかった」と自身の体験談を交えつつ、多くの大物メジャーリーガーを担当し、日本人では松坂大輔氏や吉田正尚の代理人としても知られるスコット・ボラス氏について言及することに。

さらに、上原氏が「ボラスなんか去年か一昨年か、あいつの収入だけで1,000億かなんかでしょ?」と続けると、岡崎氏も「1,000億!?」と驚きを隠せない。そして「代理人の収入って(選手の年俸の)5%とかじゃなかった?」と尋ねると、上原氏は「5%です。すごい年数の契約をしてるはずなんです。10年ナンボとかやってる。その5%をもらうわけじゃないですか」としみじみと語った。

■岡崎郁氏「話は大きいほうが面白い」

しかし、その後、あまりの額の大きさに、自らの記憶が正しいか不安になったようで、「たしか1,000億やったと思う。言い過ぎかな……?」と首をかしげる上原氏。すると、岡崎氏は「言い過ぎじゃないと思うよ。話は大きいほうが面白い」「だって誰も調べようがないじゃん」と返し、笑いを誘っていた。

なお、アメリカ経済誌『フォーブス』が過去に報じた、2015年度のスポーツ代理人収入ランキングで、ボラス氏は1位にランクイン。当時の日本円で、契約総額が約2,904億9,000万円、手数料は約147億2,000万円だったという。