海岸歯科室は、「小児矯正」に関する調査結果を9月13日に発表した。同調査は2023年8月1日~2日の期間、小児矯正中の子どもを持つ保護者1,003人を対象にインターネットを用いて行われた。

  • 本格的な矯正治療を始めたのは何歳のときですか?/完了までにかかった費用はどのくらいでしたか?(かかる予定ですか?)

本格的な矯正治療を始めた年齢を質問したところ、「8歳」(19.5%)と回答した人が最多に。次いで「7歳」(18.4%)、「9歳」(16.9%)、「6歳」(16.3%)と続いた。小学校入学後に始める人が多く、幼児期からスタートさせる人は少数派のよう。

次に、小児矯正にかかった費用を尋ねたところ、「40万円~60万円未満」(25.1%)が最も多く、次いで「20万円~40万円未満」(22.4%)、「10万円~20万円未満」(12.3%)、「60万円~80万円未満」(12.2%)、「100万円以上」(8.1%)と続いた。


  • 実際に小児矯正を始めたことで、どのようなメリットを実感しましたか?

実際に小児矯正を始めたことで、どのようなメリットを実感したかを尋ねると、「永久歯が正しい位置から生えてくる」(52.8%)との回答が最多に。次いで「正しく咀嚼が行える(かみ合わせが良くなる)」(31.4%)、「大人になってからの矯正よりも効果的」(31.1%)、「虫歯や歯周病になるリスクが減る」(25.9%)、「顔貌が良くなる」(23.2%)と続いた。

一方デメリットについては、小児矯正は親の主導で行う場合が多く、子どもに定着させるのが大変という回答が多く寄せられた。ほかにも、調整のために毎月歯科医に通院するのが大変だという声もあった。

  • 小児"矯正"を始めるのに適切なのは、いつ頃だと思いますか?

小児"矯正"を始めるのに適切なのは、いつ頃だと思うかを質問したところ、「混合歯列期(永久歯列前期、6歳~12歳頃)」(72.6%)と回答した人が最も多く、次いで「乳歯列期(3歳頃~6歳頃)」(20.6%)、「永久歯列期以降(12歳~13歳以降)」(6.8%)と続いた。