JR貨物と京都鉄道博物館は14日、直流電気機関車EF210形・EF66形とコンテナ車コキ107形、車掌車ヨ8000形の特別展示を京都鉄道博物館で10月19日から11月5日まで実施すると発表した。この特別展示に関連したイベントも開催される。

  • EF210形309号機(イメージ)

京都鉄道博物館に展示される車両のうち、EF210形式309号機はおもに東海道・山陽本線で貨物列車を牽引し、急勾配区間で後補機としても使用可能な直流電気機関車。今年2月から梅田貨物線の後補機としても活躍している。

EF66形121号機は、国鉄時代に製作されたEF66形をもとに、JR移行後の貨物列車増発に対応するため、各部の仕様を変更して製作。現在も東海道本線などで貨物列車を牽引している。

  • EF66形121号機(イメージ)

コキ107形は全国各地を走行する貨物列車で使用されるコンテナ車。さまざまなコンテナを積載し、最高速度110km/hでの走行に対応している。車掌車のヨ8000形8450号は、鉄道車両や変圧器などの大型貨物を輸送する際、係員添乗用などに使用されている。

特別展示は10月19日から11月5日まで、京都鉄道博物館の本館1階「車両のしくみ / 車両工場」エリアで実施。通常は間近で見ることのできない車両をさまざまな角度から見学できる。

  • パンタグラフのイメージ

  • EF66形式運転台イメージ

関連イベントとして、初日の10月19日13時にEF210形・EF66形のパンタグラフが上昇するシーン、最終日の11月5日13時にパンタグラフの降下シーンを公開。10月21・22日と11月4・5日にEF66形の運転台見学も予定している。各日とも2部制、1人4分の入替制で行われ、参加するには10月7日16時30分から「アソビュー!」で販売される「EF66形式121号機運転台見学チケット」が必要となる。

その他、10月19日から「EF66形式&EF210形式」特別展示限定グッズ販売、10月21日と11月4・5日に「子ども制服撮影会」、10月21・22日に「JR貨物グッズ特別販売」、10月22日にJR貨物社員が結成したグループによる演奏会、10月28・29日にJR貨物社員が展示中の車両を解説する「車両解説ツアー」、11月6日の最終日に車両の出線シーン公開が予定されている。