文藝春秋は、大原由軌子著『大原さんちの不登校』(990円)を9月8日に発売した。

本書は『息子がいじめの加害者に? 』に続く、「大原さんち」シリーズの最新刊。子どもの不登校という切実な問題に家族で真摯に向き合った実録マンガ、その処方箋ともなる一冊になっている。

中学生になった大原家の次男レイ。オンラインゲームの中毒であると告白した彼は、親に無断でゲームに高額課金し、そのゲームの中毒状態となり体調不良に陥るなど、現代ならではとも言える問題行動を次々引き起こす。

2年生の9月、ついにレイは学校に行くことができなくなる。不登校の背景には、担任教師による「体罰」があることをレイはカミングアウトした。「ゲーム中毒」「課題」「カウンセリング」「体罰」と問題山積のなか、レイは学校に戻れるのか?

著者は『大原さんちのダンナさん このごろ少し神経症』でデビューした大原由軌子氏。著書には、『お父さんは神経症』、『京都ゲイタン物語』、『大原さんちの2才児をあまくみてました』、『大原さんちの食う・寝る・ココロ』、『息子がいじめの加害者に? 大原さんちの大ピンチ』などがある。

同氏のコメントによると、「何が原因だったのか、どうすれば解決できるのか。家族で次男の不登校に向き合った怒涛の日々を綴った」とのこと。価格は990円。