味の素は、2023年度の秋の新製品・リニューアル製品を順次発売している。今回、プレス向けに開催された試食会よりこの秋注目の製品を紹介しよう。

手軽にたんぱく質をチャージできる新商品

秋季新製品の試食会は、「味の素と新発見 Mottainaiで秋を満喫!」というテーマで開催。食の"Mottainai(もったいない)"を意識することで、食を最後まで楽しみ、食の新しい活用の可能性を見つけ、食の楽しみ方をたくさん発見できるという。

まずは「行楽の秋」に向け、「元気に楽しまないとMottainai!」をテーマに元気の素である「たんぱく質」を手軽に摂取できる商品群が並ぶ。

  • 「スチーミー 鶏ときのこのデミグラス煮込み用」

「スチーミー」シリーズは、味の素独自の圧力スチームパウチと肉をやわらかく仕上げるソースで、電子レンジを使って短時間で仕上げられる圧力スチームクッキング調味料。同シリーズからは、8月19日より2商品が登場している。

「鶏ときのこのデミグラス煮込み用」は、牛肉や香味野菜をじっくり煮込んだ、コク深く芳醇なデミグラスの味わいの一品。「鶏と玉ねぎのガーリックオニオン味」は、 香ばしく仕上げたガーリックやオニオンのパンチが効いた、ご飯がすすむ味わいが特徴。物価高騰のなか、鶏肉を活用した食事づくりに役立つアイテムだ。

  • 「クノール ポタージュで食べる豆と野菜 クラムチャウダー」

8月に販売を開始した新商品「クノール ポタージュで食べる豆と野菜 クラムチャウダー」は、豆と野菜の具材がゴロゴロとはいった食べ応えたっぷりのクラムチャウダー。袋のまま電子レンジで温めるだけという手軽さで、1食当たりにたんぱく質を5.1g、食物繊維を3.4g摂取できる。

  • パッケージをリニューアルした「アミノバイタル アミノプロテイン」

  • 「味の素 プロテインスープ コーンクリーム」

また、スティックタイプで手軽にホエイプロテインとアミノ酸を摂取できる「アミノバイタル アミノプロテイン」はパッケージをリニューアルするほか、温かいスープで1回20gのたんぱく質が摂れる「味の素 プロテインスープ コーンクリーム」もオススメ商品に並んでいる。

旬の野菜をおいしく活用

「食欲の秋」のテーマでは「みんなの食欲 満足させないとMottainai!」を掲げ、旬の野菜を活用する「Cook Do」シリーズの新作や温かいスープを提案する。

  • 「Cook Do きょうの大皿 豚バラほうれん草用」

和風おかず用合わせ調味料「Cook Do きょうの大皿」シリーズには、秋冬に活躍する葉物野菜を使う「豚バラほうれん草用」「白菜とひき肉の帆立だし塩あんかけ用」が8月より加わる。

「Cook Do きょうの大皿 豚バラほうれん草用」は、香ばしい炒めにんにくにバターのコクを加えた醤油ベースの「ガリバタ醤油炒め」。下茹でなしでもほうれん草のえぐみを和らげる味の素独自の技術により、主菜としてほうれん草を活用できる。

  • 「Cook Do きょうの大皿 白菜とひき肉の帆立だし塩あんかけ用」

「Cook Do きょうの大皿 白菜とひき肉の帆立だし塩あんかけ用」は、干し貝柱のうま味あふれる一品。味がしみこみにくく水っぽくなりがちな白菜だが、味の素の独自技術で短時間でやわらかく、芯まで味が染みた仕上がりになるという。

  • 「Bistro Do 鶏の濃厚チーズクリーム用」

洋風のメインディッシュが手軽に作れる「Bistro Do」の新作「鶏の濃厚チーズクリーム用」は、ガーリックと3種類のチーズ、生クリームを使った"シュクメルリ"のような味が楽しめる。

  • 「クノール カップスープ 豆のポタージュ」

  • 「具たっぷり味噌汁 赤だし あさりとねぎ

まただんだん肌寒くなる季節に向け、汁物の新商品も続々。「クノール カップスープ」ブランドでは14年ぶりとなる野菜素材の新品種・豆を使った「クノール カップスープ 豆のポタージュ」を発売。白いんげん豆・ひよこ豆・大豆の3種類の豆を使用し、ほんのりとスパイスが効いた本格的な味わいだ。またフリーズドライの味噌汁「具たっぷり味噌汁 赤だし あさりとねぎ」も新たに加わる。

"極"麻婆豆腐や鍋キューブ、人気シリーズ新作も

「味覚の秋」では、「Cook Do」から「極(プレミアム)」の名前を冠した新商品が登場。「Cook Do 極(プレミアム) 麻辣麻婆豆腐用」は、「Cook Do」が45年間で培ってきた原料・製法についての知見・技術を集結した「麻婆豆腐好きのための麻婆豆腐の素」だ。

  • 「Cook Do 極(プレミアム) 麻辣麻婆豆腐用」

市販の麻婆豆腐の素は万人受けする辛さのものが多いが、同商品はガツンと来る「辛口」。別添の花椒粉でしびれる辛さをさらにプラスすることもできる。

  • 「鍋キューブ 鶏だしコク醤油」

キューブタイプの小分け鍋つゆ「鍋キューブ」シリーズは、新作として「鶏だしコク醤油」を展開。調理時間減少に伴って鍋で使う具材の種類が減る傾向にあるなか、少ない具材数でもコクのある鶏だしベースの鍋が楽しめるアイテムだ。「食材を有効活用しないとMottainai!」として、冷蔵庫にある余った食材の有効活用を提案する。

「ブレンディ」や「だし」で息抜き

秋と言えば読書の季節。「息抜きしないとMottainai!」として、ほっと一息つける商品も並ぶ。

  • 「ブレンディ」スティックシリーズはパッケージを刷新

「ブレンディ」はスティックシリーズのパッケージをこの夏刷新。ブランドロゴの存在感は残しつつ、フレーバーごとの個性を表現するカラフルなパッケージに一新している。

定番の「カフェオレ」だけでなく、ミルクの味わいやコーヒーの濃厚さ、甘さを選べるカフェオレやカフェインレス・糖質オフなど16種類のバリエーションを取り揃えている。

また23年3月から販売をスタートした「Dashi-Cha」は、日常生活の中でマインドフルなひとときを味わえるドリップ式の飲むおだし。味の素のD2Cサイト「AJI MALL」限定で、かつお・とまと・ごぼうの3フレーバーを販売している。


「Mottainai」をテーマに食や生活の楽しみ方を提案する、味の素の秋の新製品。「食欲の秋」はいよいよ本番、日々の食事の楽しみ方が広がりそうだ。