NordVPNは9月5日、「世界のトイレスマホ事情」に関する調査結果を発表した。調査は2022年1月19日〜2023年5月20日、日本を含む世界16か国の18歳以上の男女1万6,000名(各国1,000名)を対象にインターネットで行われた。

日本人68%がトイレにスマートフォンを持ち込んでいる

  • トイレにスマートフォンを持ち込む人の割合(アジア圏)

    トイレにスマートフォンを持ち込む人の割合(アジア圏)

日本、アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、オーストリア、スイス、スペイン、イタリアなど世界16カ国の人々の行動を調べたところ、日本人の68%が「トイレにスマートフォンを持ち込んでいる」ことが明らかに。年代別にみると、「18~24歳」(35%)、「25~34歳」(45%)、「35~44歳」(40%)と、日本人は若い年代でトイレでスマートフォンを使う傾向が高いよう。「55~64歳」では19%、「65~74歳」では9%にとどまった。

トイレにスマートフォンを持ち込む人の割合について、日本と同じアジア圏の調査対象国(3か国)の結果をみると、「香港」が87.6%で最も高く、次いで「台湾」(85.8%)、「シンガポール」(81.1%)という結果に。そのほか、欧米では「スペイン」(79.8%)、「ポーランド」(72.9%)、「アメリカ」(70.8%)で7割を超えた。

何をしている?

では、トイレにスマートフォンを持ち込んで何をしているのか。具体的な行動を聞いたところ、日本人は「SNSの利用」や「ニュースの閲覧」(ともに41%)、「電話やメッセージ送受信」(20%)が上位に。

しかし、仕事のメールや、Slack、Microsoft Teamsといった他のツールを確認しているという日本の回答者はわずか14%。これは、全調査対象国の中で最も低い数字であり、日本人はトイレに仕事を持ち込むのを好まないことを示す結果に。一方、「スペイン」(38.5%)と「スイス」(37.7%)では、トイレにスマートフォンを持ち込む人の約4割がトイレタイムに仕事関連のメッセージを確認していることがわかった。

さらに、誤って「トイレにスマートフォンを落とした経験」について聞くと、アメリカでは5分の1 (20.4%)もの人が「落としたことがある」のに対し、日本人はわずか12%。これは世界的に見て最も低い数字だという。