• スバル「クロストレック」

    スバル「クロストレック」に新潟県の佐渡島で試乗! 販売状況を聞いてきた

前輪駆動追加! どのくらい売れた?

クロストレックはコンパクトなボディに本格的な性能を盛り込んだスバルのクロスオーバーSUV。日本では「XV」の車名で売られていたが、第3世代となる現行型で車名をグローバルで統一し、クロストレックになった。タフでスポーティーなデザインなので、アウトドアから街中まで幅広く活用できるところが魅力だ。

  • スバル「クロストレック」

    スバル「クロストレック」のボディサイズは全長4,480mm、全幅1,800mm、全高1,575mm、最低地上高は200mm(本稿の写真はスバル提供、この写真は佐和田海水浴場駐車場で撮影)

パワートレインは2.0Lの水平対向4気筒エンジンにモーターを組み合わせた「e-BOXER」(いわゆるマイルドハイブリッド車)のみ。駆動方式は先代までAWD(4輪駆動)だけだったが、現行型からはFWD(前輪駆動)も選べるようになった。グレードは2種類で価格は「Touring」が289.3万円(FWD)/311.3万円(AWD)、「Limited」が312.4万円(FWD)/334.4万円(AWD)だ。

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    「クロストレック」のパワートレインは2.0Lのe-BOXERのみ。最高出力は107kW(145PS)、最大トルクは188Nm。佐渡島はアップダウンが多かったがクロストレックには問題なし。海沿いの道は信号が少なくて爽快なドライブが楽しめた

日本での納車開始から半年が経過したクロストレックだが、これまでの売れ行きは? スバルに聞いた販売状況がこちらだ。

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    「クロストレック」の販売状況。この説明を受けたのは2023年8月31日だ(この写真のみ編集部撮影)

販売台数は約1.9万台。上級グレードのLimitedが7割以上という構成は発売当初からあまり変わっていないという。SUVということもあり、上級グレードを選ぶユーザーはAWDを組み合わせる比率が高いそうだが、先代にはなかったFWDも全体の4分の1ほどは売れている様子。住んでいる地域やクルマの使い方によっては「AWDまでは必要ない」という自動車ユーザーも確実にいるはずだから、FWDの登場によりクロストレックの間口が広がったのかもしれない。

白、黒、グレーが売れがちな自動車業界だが、クロストレックは訴求色の「オフショアブルー・メタリック」(新色)が最も売れている。この色、光の当たり方によってはグレーにも見えるクールなボディカラーで、人気が出るのも納得だ。

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  • 「クロストレック」のボディカラー人気トップ3は1位「オフショアブルー・メタリック」(34%)、2位「クリスタルホワイト・パール」(22%)、3位「マグネタイトグレー・メタリック」(11%)。11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステムは「Limited」だと標準装備となる

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  • 佐渡島では相川の「史跡 佐渡金山」を訪れ、無宿人などそこで働いていた人たちに思いをはせてかなり心を動かされた。そこからほど近い「北沢浮遊選鉱場跡」(写真)も必見だ