現在上映中の映画『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』映画『王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン』の舞台挨拶付上映会が8月31日、東京・丸の内TOEIにて開催され、最終回を迎えた『仮面ライダーギーツ』の簡秀吉と、9月3日から始まる新番組『仮面ライダーガッチャード』の本島純政が登場。先輩ライダーから後輩ライダーへと、力強いバトンタッチが行われるスペシャルな光景が見られた。
仮面ライダーギーツ/浮世英寿(うきよ・えーす)として1年間のテレビシリーズを駆け抜けた簡秀吉(かん・ひでよし)は、ギーツの勇姿がデザインされた黒いTシャツを着て登場。そして、仮面ライダーガッチャード/一ノ瀬宝太郎(いちのせ・ほうたろう)の役衣装を身に着け、本島純政(もとじま・じゅんせい)がやや緊張の面持ちでステージへ立った。
ギーツ&ガッチャード決め台詞を披露
「さあ、ここからが……」「ハイライトだ!」というコール&レスポンスで劇場を盛り上げた簡は「この1年、たくさんの人が僕たちのことを応援してくださり、自分の俳優人生の中でも貴重な1年になりました」と、目を輝かせながら『仮面ライダーギーツ』の撮影の日々をふりかえった。最終回のクランクアップ(撮影終了)の瞬間は「めちゃくちゃ泣いた」と語る簡は「共演のみんなは泣いた表情も美しかったのですが、僕だけはスチールさんから『使える写真がないよ』と言われてしまった(笑)」と、最終日を迎えた感激で「ガチ泣き」したことで思わぬハプニングが起きたという裏話を明かした。そして「これから『ギーツ』は全国をめぐる『ファイナルステージ』があり、映画『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』もまだまだ上映中ですので、引き続き応援をよろしくお願いします」と語り、劇場につめかけたファンに熱い視線を送った。
本島は「せーの!」と合図した後、宝太郎の決めゼリフである「ガッチャ!」を客席のファンに叫んでもらい、明るい笑みを浮かべた。新番組『仮面ライダーガッチャード』はどんな作品なのか?というMC(松本寛也)からの質問については「観ている人の背中を押して、応援できるような作品です。宝太郎は仮面ライダーの力を託されてから、いろんな壁に当たっていくのですが、決してあきらめずに壁を乗り越えようとがんばります。ぜひ放送を『ガッチャ』してください!」と、元気いっぱいに作品の見どころを話した。
簡と本島は『仮面ライダーギーツ』最終回で初めて顔を合わせたという。簡が「18歳らしく、パワフルで元気がある」と第一印象を語ると、本島は「嬉しいです!」と率直な喜びを表した。本島のほうは「1年間やってきた仮面ライダーの先輩だし、不敗神話のカリスマ役なだけに、お会いしたときは『うわ~カッケェ!』という思いでした」と簡に憧れのような感情を抱いたことを明かした。これを聞いた簡は満面の笑顔で、大いに照れているようにも見えた。
本島はさらに『仮面ライダーギーツ』の感想として「毎回、どんなことが起きるのかまったく予想できず、絶対に飽きさせないストーリーで楽しませていただきました」と、多彩なキャラクターが予測不可能な行動を取り、それぞれの強い「願い」を叶えるためぶつかりあう群像ドラマに強い魅力を感じていたと語った。
簡は『仮面ライダーガッチャード』の変身アイテムに「ライドケミーカード」が用いられていることに着目し「僕はカード集めが好きなので、これから放送を観て『いいな』と思ったら、ガッチャードのカードを集めるかもしれません」とニッコリ微笑みながら語りかけ、本島を大いに喜ばせた。
仮面ライダーギーツ&ガッチャードに変身
ここで松本のリクエストを受け、2人の「変身ポーズ」が披露された。簡は仮面ライダーギーツの最強フォームである「ギーツⅨ(ナイン)」の変身を極めてクールに決めてみせ、客席のファンを魅了した。
続いて、本島によるガッチャードの変身ポーズ。ファンの前で初めて生披露する「変身」のため、本島は朝からポーズの練習をしてきたとさわやかな表情で語った。
仮面ライダーガッチャード本島へのアドバイス
現在上映中の映画『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』にも、ガッチャードとして出演している本島は、映画を観た感想として「自分の声が映画館ではこんな風に聞こえるんだとわかり、居ても立ってもいられなくなりました。『わあ、俺出てきた!』みたいな感じ(笑)」と、映画初出演ならではの新鮮な感想を述べた。
仮面ライダーの先輩である簡からの「1年間、さまざまな経験や学びがありますから、1日1日を大切にして、撮影に挑んでください」というアドバイスを受け、本島は「ありがたい言葉です。これから1年、全力で突っ走れるように、背中を押していただきました」と先輩の助言を真摯に受け止め、今後への励みにすると話した。
仮面ライダーギーツからガッチャードへバトンタッチ
そして、ギーツとガッチャードをイメージした特大バトンが簡から本島へと手渡される「バトンタッチ」の瞬間が訪れた。昨年『仮面ライダーリバイス』の仮面ライダーリバイ/五十嵐一輝役・前田拳太郎から「仮面ライダー」を受け継いだ簡は「前田くんからは『現場にはスタッフの方たちがたくさんいるので、ひとりひとり挨拶しろよ』とアドバイスをいただきました」と、先輩からの言葉を今一度思い出しつつ「1年間、ガッチャできるよう頑張ってください!」と力強いエールを贈って、本島を感激させた。
マイクを手にした簡は「ギーツからガッチャードへ、無事バトンを渡すことができて、光栄に思っています。ギーツ同様、新しく始まるガッチャードへの応援もよろしくお願いします!」と、第1話放送を目前にして期待の高まる『仮面ライダーガッチャード』への応援を呼びかけた。そして本島は「9月3日、いよいよ放送が開始されます。簡さんからの言葉をもらい、しっかりバトンを受け取りましたので、これから全力で突っ走っていきます!」と語り、仮面ライダーの歴史をつなぐため『仮面ライダーガッチャード』の撮影を力いっぱい頑張るという決意表明を行った。
映画『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』映画『王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン』は全国劇場にて上映中。そして新番組『仮面ライダーガッチャード』は9月3日よりテレビ朝日系午前9:00から放送開始する。
(C)2023 映画『ギーツ・キングオージャー』製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映 (C)テレビ朝日・東映AG・東映