女優の小芝風花が、高橋文哉と志尊淳がW主演を務める10月期のTBS系金曜ドラマ『フェルマーの料理』(毎週金曜22:00~)に出演することが24日、発表された。

■料理×数学で前人未到の世界へ挑む物語『フェルマーの料理』

小芝風花 (C)TBS

『月刊少年マガジン』(講談社)で連載中の小林有吾氏による同名漫画を原作とするこのドラマは、数学者を志すもその道を挫折した天才数学少年・北田岳(高橋文哉)が、謎多きカリスマシェフ・朝倉海(志尊淳)と出会い、料理の世界に導かれ、数学的思考で料理という難題に立ち向かっていく物語。

このたび、二つ星レストラン「K」で岳と海と共に働く、店唯一の女性シェフ・赤松蘭菜(あかまつ・らんな)役に小芝風花が決定。TBSドラマへの出演は『書類を男にしただけで』(2020年)以来3年ぶり。本格的な料理姿を見せるのは今作が初めてで、初のシェフ役に向けて現在料理の特訓に励んでいる。

数学の道では“主人公”になれなかった岳と、隠された野望を抱く謎多き海、そんな2人と一緒に働く蘭菜は、どのように関わり成長していくのか。そして、厳しい料理業界で高い目標を持ち、様々な困難に立ち向かっていく力強さを小芝がどう見せるのか。

■小芝風花コメント

――出演が決まった意気込みを教えてください。

料理と数学という組み合わせをとても新鮮に感じながらも、料理人の役は今回が初めてなので、「料理練習しなきゃ! 頑張らなきゃ!」と素直に思いました。

――原作を読んだ感想を教えてください。

ただの料理の物語ではなく、登場人物に謎が多いキャラクターが多いので、回を重ねていくごとにそれぞれの人物像が深掘りされていくのも面白いなと思いました。先の展開がどうなるんだろうというワクワク感がすごくあります。

――ご自身が演じる役について教えてください。

唯一の女性シェフで、サバサバしている強い女性なのかなと思っています。(撮影前のため)まだ分からない部分も多いですが、料理の現場という激しい世界で戦っている芯の強さや、志尊さん演じる海への感情は丁寧に演じていきたいと思っています。

――高橋さん、志尊さんとの共演について意気込みをお聞かせください。

志尊さんとは以前共演させていただいたことがあるので、また共演ができてうれしいです。高橋さんは今回初めましてですが、料理の腕前が凄いと思いました。私は高橋さんよりも料理が上手な役なので、少しプレッシャーはありますが・・・(笑)、刺激をもらいつつ、時には教えてもらいながら頑張ろうと思っています。

――普段の料理の頻度を教えてください。

料理を作るのは好きなので、オフの時はよく料理をしています。手を動かすのはすごく遅いですが・・・(笑)。料理の練習で、玉ねぎのスライスやジャガイモの5ミリ角カットを習っているのですが、毎日練習して少しずつ上達を感じています。まだ道のりは長いので、毎日コツコツ頑張ります。

――ドラマにちなんで好きな数字・料理を教えてください。

「1」と「うなぎ」。本来偶数が好きなのですが、「1」は始まりの数字だし、シンプルで好きです。好きな料理はその時々によって変わりますが、今は自分へのご褒美として「うなぎ」、“ひつまぶし”が食べたいです。あと、「トンテキ」を作るのは好きです。叩けば叩くほどお肉が柔らかくなっていくし、ストレス発散にもなっています(笑)

――このドラマ期間中に成し遂げたいこと・楽しみなことはありますか?

これまで色々な料理の作品を見て「かっこいいな・・・」と思っていたので、私も同じように思ってもらえるように、包丁さばきの練習を頑張りたいです。楽しみなことはやっぱり料理の現場なので「試食ができるのかな?」と思っていて、そこが楽しみです(笑)

――視聴者の皆様にメッセージをお願いします。

“料理×数学”という組み合わせが、今まで見たことがないような新しい作品になっていると思います。映像的にも面白い仕掛けがあると思うので、新感覚のドラマをぜひ楽しみにしていただけたらと思います。

■中西真央プロデューサーコメント

小芝さんに演じていただくのは、女性比率の少ない料理業界に食らいつき、高みを目指し続ける蘭菜というキャラクターです。小芝さんとは2回目のお仕事になるのですが、自分にとって思い入れの強いこのキャラクターを引き受けてくださって本当にうれしく思っています。直接お話した際に自ら「料理練習早くやりたいです!」と伝えてくださり、練習が始まってからもみるみる上達していく小芝さんに、わくわくしています。
これまで家庭の中では女性の役割となることが多かったであろう“料理”でさえ、プロの世界となると圧倒的に女性の数が少ない、という現実がありつつ、それがきっと未来では変わっていくんだろうなという期待を込めて、この蘭菜を描けたらと思っています。よろしくお願いいたします。