夏は海水浴、冬は温泉。年中にぎわう人気温泉地・熱海は、観光客も多いため、新旧交わる洗練されたお土産がそろいます。今回は、そんな熱海発の"知る人ぞ知る"新しくてオシャレなお土産にフォーカス。月1ペースで熱海へ行く、旅行ライターが、思わず自慢したくなるセンスのいい商品を5つピックアップしました。

  • 熱海のお土産5選を紹介

どれも、「えっ、熱海にこんなお土産があったの!?」と驚かされるものばかり。ちょっぴり差をつけたお土産を贈りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

■「CHAPORTE」のクラシカルな缶入りチーズケーキ

  • こんな缶をもらったら、ずっと取っておきたくなります!

"缶入りスイーツ"ブームの波は、熱海にも! 2022年7月、熱海駅前にオープンした「CHAPORTE(チャポルテ)」は、創業90年を超えるお土産物屋さんがリニューアルして始めた、静岡茶とチーズケーキスイーツのお店です。

「CHAPORTE」の缶入りスイーツは、クラシカルな雰囲気がステキ。缶の色は、赤・白・緑の3種類。缶の色で味が違っていて、赤はチョコレートケーキ、白はチーズケーキ、緑は静岡県産抹茶を使った抹茶ケーキになっています。

  • 「チョコレートケーキ」(1,100円)

蓋を開けると、見た目から伝わるしっとり感にびっくり。これは、もうおいしい予感しかありません! このケーキを作っているのは、「CHAPORTE」と同じビルの2Fにお店を構える老舗喫茶店「カフェ アジール」。熱海のお土産として楽しんでもらいたい、との思いで開発したのだとか。

チョコレートケーキは、甘すぎず、ビターな味わい。しっとりなめらかなチョコレートと、底に敷き詰められたサクサクと軽い食感のクッキー生地が絶妙なハーモニーを奏でます。

「オシャレな缶×リッチな味わいのケーキ」という珍しい組み合わせのスイーツは、特別感たっぷり。大切な人へのお土産や、自分へのご褒美にもおすすめですよ。

■熱海ばたーあんの和洋ハイブリッドスイーツ

  • 「あんことバターのかすていら」(1,180円)

熱海駅から徒歩2分ほど。あちこちで、ホカホカと温泉まんじゅうの湯気がたつ商店街「仲見世通り」の一角に、「又一庵謹製熱海ばたーあん」はあります。

こちらのお店は、連日、行列ができる超人気店。明治4年より続く老舗和菓子店「又一庵」の"あんこ"に、コクのある"バター"を合わせた、和と洋のハイブリッドなスイーツが味わえます。

「あんことバターのかすていら」は、そんな「熱海ばたーあん」だからこそ生まれた、新感覚のカステラ菓子。カステラをあしらったパッケージがオシャレで、おいしい上に、写真映えもします。

  • バター香る、あんこ入りカステラ

しっとり、ふわふわ。和菓子好きにも、洋菓子好きにも喜ばれるのが「あんことバターのかすていら」。バターがほんのりと香る生地には、北海道十勝産の厳選した「あずき」を使用した「又一庵」の粒あんが入っています。

一口食べると、上品な甘さの粒あんと、バターのハーモニーがたまりません。しっとりきめ細やかな食感で、飽きのこないおいしさです。

■そのまま食べてもおいしい「釜鶴ひもの店」のアンチョビ

  • 「アンチョビ」(972円)

江戸時代から150年以上続く、熱海の老舗干物店「釜鶴ひもの店」。その五代目社長・二見 一輝瑠さんの手によって生み出された「アンチョビ」は、グルメな人の熱海土産に最適です。

実はこれ、材料は駿河湾産のイワシ・天然塩・有機オリーブオイルの3つだけ! 獲れたてのイワシを自社ですぐに処理し、アンチョビにしているから、生臭さが一切ありません。蓋を開けた瞬間、保存食では考えられない、フレッシュなイワシの肉感に驚かされます。

  • シンプルだからこそ、素材の良さを味わえる

実際に頂いてみると、イワシの引き締まった肉感とうま味がすごい! 一口食べるだけで、「こんなアンチョビがあるの!?」と、目からウロコです。普段、アンチョビをそのまま食べることはないかと思いますが、これはぜひつまんでみてください。塩分控えめで、イワシのナチュラルなおいしさを味わえる逸品です。

これだけおいしいアンチョビ。もちろん料理に使えば、家庭料理が激的にレベルアップします。パスタやブルスケッタ、炒め物などにプラスして、キンキンに冷えた白ワインと一緒に楽しんでみてくださいね。

■老舗干物店が作るレトロでポップなおつまみ

  • スナックの看板をイメージしたパッケージがユニーク

お土産選びに困ったら、これを覚えておいて損はありません。1866年創業の老舗干物店「あをきのひもの本店」が手がけた、おつまみシリーズ「スナック熱海」。こちらは、熱海駅隣接の駅ビル「ラスカ熱海」で、買うことができます。

筆者が初めてこのシリーズを見たときは、衝撃でした! 昭和感200%のレトロな、フォント。老若男女問わず、エモいスイッチを呼び起こされます。種類が多いので、じっくり吟味して、心くすぐられるモノをチョイスしてくださいね。

実は、スナックが点在する熱海。知られざる一面が、ここにぎゅっと凝縮されています。

  • 「スナックアタミ逃避行 イカ天瀬戸内レモン味」(540円)

数ある中で、人気No.1は「イカ天瀬戸内レモン味」。サクサクのイカ天には、レモン味がしっかりきいています。イカ天というと、油っこいイメージを持たれるかもしれませんが、こちらは実にさわやか! 食べ始めると、もう1個、もう1個……と、つい手が伸びてしまうおいしさです。

■熱海ミルチーズの半熟バスクを食べ比べできるセット

  • パッケージの一部には、スタッフ手描きのイラストが

熱海駅から歩いて3分ほど。商店街を抜けて、少し坂を下った場所にある「熱海ミルチーズ」は、熱海で大人気のチーズスイーツ専門店です。店内には、バラエティ豊かなチーズスイーツがずらり! チーズ好きなら、思わず食べてみたくなる商品との出会いも多いはず。

中でも「半熟バスクチーズケーキ」は、年齢や性別を問わず、喜ばれる逸品。1個からでも購入できますが、3個セットなら、プレーン・レモン・塩キャラメルの食べ比べを楽しめます。

  • 「バスクチーズ 3個セット」(1,240円)

こちらのバスクチーズケーキは、温めて、冷やして。2通りの食べ方で楽しめるのが嬉しいポイント。レンジで温めれば、まるで焼き立てのように、ふわっと柔らかくなります。冷蔵庫で冷やせば、程よい酸味が感じられ、しっとりなめらかな食感に。3種のバスクチーズケーキをそれぞれ食べ比べて、フレーバーや味の違いを楽しんでみてくださいね。

多彩な味わいを楽しめるバスクチーズケーキは、贈った人の記憶に残る、特別なお土産になることでしょう。


観光はもちろん、お土産選びも楽しい熱海。迷ったら、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。みなさんの熱海旅行が、楽しい&おいしいものになりますように!