ニューカッスルに加入したリヴラメント [写真]=Getty Images

 ニューカッスルは8日、サウサンプトンからU-21イングランド代表DFティノ・リヴラメントが加入することを発表した。

 発表によると、ニューカッスルはリヴラメントと2028年6月30日までとなる5年契約を締結。移籍金は非公開となっているが、イギリスメディア『BBC』によると、3200万ポンド(約58億円)となる固定費に追加オプションが付随して最大4000万ポンド(約73億円)と見られる移籍金で両クラブは合意したという。

 なお、イギリス紙『イブニング・スタンダード』によると、リヴラメントが2021年8月にチェルシーからサウサンプトンに移籍金500万ポンド(約9億円)で移籍した際の契約には、買い戻し条項と売却条項が設定されていた模様。5000万ポンド(約91億円)の買い戻し条項は行使されなかったが、ニューカッスルへの移籍が決定したことを受け、チェルシーには1500万ポンド(約27億円)相当が支払われることになるようだ。

 現在20歳のリヴラメントはU-9からチェルシーの下部組織に在籍。2020-21シーズンにはアカデミーの年間最優秀選手にも選出されたものの、トップチームでの出場機会はないまま、2021年8月にサウサンプトンに完全移籍を果たした。初年度は公式戦32試合に出場したものの、2022年4月に前十字じん帯の負傷で長期離脱を余儀なくされ、復帰は今年5月となり、2022-23シーズンは公式戦2試合出場にとどまっていた。

 移籍が決定したリヴラメントはニューカッスルのクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「ニューカッスルと契約できて本当に嬉しく思っているし、ファンの前でプレーするのを楽しみにしている。週末の試合を見にここにいた。親善試合だったとはいえ、ファンがたくさんいて声援も大きかったから、彼らの前でプレミアリーグやチャンピオンズリーグといった舞台でプレーするのがどのような感じになるのかは楽しみだ」

「監督のフットボールは本当に魅力的で、選手としてそれが自分に合っていると感じている。そして昨シーズンの成績、今進んでいる軌道を考えたら、チームの一員になることをただ楽しみにしている。そして、キーラン・トリッピアーから学べることは僕にとってもう一つ大きなことだ。彼がよりいい選手、よりいいサイドバックになる方法を教えてくれると思う」

 なお、ニューカッスルのトップチームに加わるのは、イタリア代表MFサンドロ・トナーリ、イングランド代表MFハーヴェイ・バーンズに続き、リヴラメントが今夏3人目となった。