アレマニーSDがデンベレのPSG移籍を認める [写真]=Getty Images

 バルセロナのスポーツ・ディレクター職(SD)に就くマテウ・アレマニー氏が、同クラブに所属するFWウスマン・デンベレのパリ・サンジェルマン(PSG)移籍を認めたようだ。8日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 1997年5月15日生まれのデンベレは現在26歳。2017年夏にバルセロナに加入すると、一時は度重なる負傷やピッチ外での問題により批判が集まったものの、2021年11月に就任したシャビ監督の下で復活した。昨シーズンは変幻自在のドリブルと正確無比な両足のキックで公式戦8得点9アシストを記録。今夏の移籍市場では、2024年夏に満了を迎える現行契約の延長が濃厚と見られていた。

 しかし、ここに来てPSGとデンベレが5年契約で口頭合意に達したことが報じられると、バルセロナに正式な獲得オファーも届いていた。そして8日、アレマニーSDは「彼は退団を申し出ている。そしてその通りに進むだろう」としつつ、「すでにパリにいるよ。トップチームのダイナミズムにはいない。もし彼がバルセロナにいたなら、スタジアムにいたはずだ」とPSG移籍が間近に迫っていることを認めた。

 新シーズン開幕まで1週間を切った段階で、シャビ監督から信頼を寄せられ、攻撃の中心に据えていたデンベレを失うことが決定的になった。正式発表はもうまもなくとのことだ。