新天地に注目が集まる中村 [写真]=Getty Images

 LASKリンツに所属しているFW中村敬斗が、FW伊東純也の所属しているスタッド・ランス加入に迫っているようだ。8日、フランス紙『レキップ』が伝えている。

 2022-23シーズンにLASKリンツで公式戦36試合の出場で17ゴール8アシストを記録した中村は、2025年6月30日まで契約を残しているものの、今夏のステップアップの可能性が浮上しており、リヨンやリール、ブンデスリーガのクラブから関心が寄せられていた。

 しかし、今回の報道によると、数週間にわたって動向を追っていたスタッド・ランスが中村の獲得に迫っている模様で、1000万ユーロ(約16億円)の移籍金でLASKリンツと合意に至ったという。8日に現地入りしたと見られており、今後数時間以内に署名することが期待されている。

 現在23歳の中村はこれまでガンバ大阪、オランダのトゥウェンテ、ベルギーのシント・トロイデン、オーストリアのジュニアーズでのプレーを経て、2021年8月にLASKリンツに完全移籍し、ここまで公式戦通算69試合に出場して26ゴール9アシストをマーク。また、今年3月には日本代表デビューも果たし、ここまで2試合出場で1ゴールを記録している。

 すでに開幕している2023-24シーズンのオーストリア・ブンデスリーガの開幕節には先発出場した中村だったが、5日に行われた第2節のシュトゥルム・グラーツ戦ではメンバー外に。今夏の移籍が濃厚と見られているなか、果たして報道通りに伊東のチームメイトとなるのだろうか。