2日に行われたドルトムント戦で負傷したエンクンク [写真]=Getty Images

 チェルシーに所属するフランス代表FWクリストファー・エンクンクの負傷は、重傷の可能性があるようだ。8日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。

 エンクンクは今夏、ライプツィヒから6年契約でチェルシーに加入。プレシーズンマッチ初戦から出場し、4試合でチーム最多の3ゴールを記録するなど、新チームで快調なスタートを切っていた。しかし、2日に行われたドルトムント戦(1-1のドロー)で、相手選手との接触の影響から左ひざ付近を負傷したことにより、22分に途中交代。13日に迫ったリヴァプールとの開幕戦は、欠場することが濃厚となっていた。

 5日には、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が、「数カ月にわたっての離脱を余儀なくされるものではなく、数週間での復帰が期待されている」と報じたことにより、長期離脱の可能性は低いと思われていたエンクンク。しかし『デイリー・メール』は、「当初の予想よりも負傷は深刻である」と主張しており、半月板を損傷したため手術を行い、約2カ月間の戦列離脱になる可能性があると伝えている。

 エンクンクが負傷した試合後のインタビューで、チームを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、「そのシーンは見ていないが、文句を言うつもりはない」と発言し、プレシーズンでの負傷のリスクに対して一定の理解を示していたが、ここまで好調を保っていた“新たなエース候補”の離脱は、チームにとって大きな痛手となりそうだ。