ウェストハム加入が目前と報じられたE・アルバレス [写真]=Getty Images

 ウェストハムが、アヤックスに所属するメキシコ代表MFエドソン・アルバレスの獲得に迫っているようだ。8日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 現在25歳のE・アルバレスは、2016年に母国であるメキシコのクラブ・アメリカでプロキャリアをスタート。2019年夏にアヤックスへ移籍すると、高いボール奪取能力や空中戦の強さを活かして中盤の底に君臨し、チームの中心選手に成長した。“皇帝”ラファエル・マルケスの後継者との呼び声も高い同選手は、昨シーズンもリーグ戦31試合の出場で3ゴール3アシストをマークしており、昨年11月にはメキシコ代表として自身2度目のワールドカップ出場を果たした。

 ウェストハムからの強い関心が報じられていたE・アルバレスだが、同紙はクラブ間の交渉が約3500万ポンド相当(約63億円)で合意に至ったと指摘。アーセナルに移籍したイングランド代表MFデクラン・ライスの後釜と見られる同選手は、8日にメディカルチェックを予定しており、問題がなければ9日に加入が承認されるようだ。

 今夏の移籍市場では、チェルシーに所属するイングランド代表MFコナー・ギャラガーの獲得を最優先事項に据えていたと報じられるウェストハム。しかし、3700万ポンド(約67億円)に300万ポンド(約5億円)の追加オプションが付随した総額4000万ポンド(約72億円)のオファーをチェルシーが拒否したとも伝えられており、E・アルバレスにターゲットを変更したと見られている。

 ドルトムントやマンチェスター・Uなどのビッグクラブから注目を集めているE・アルバレスだが、2023-24シーズンは“ハマーズ”の一員としてプレーすることになるのだろうか。