FJネクストホールディングスは7月31日、「防災・防犯(セキュリティ)意識」に関する調査結果を発表した。調査は6月22日~23日、首都圏1都3県(東京、埼玉、千葉、神奈川)にてひとり暮らしをする20~30 代男女400 名を対象にインターネットで行われた。

関心の高い自然災害、圧倒的トップは「地震」

  • 関心の高い災害トップ3

    関心の高い災害トップ3

はじめに、関心の高い自然災害を聞いたところ、「地震」(77.5%)が圧倒的トップとなり、次いで「台風」(59.8%)、「大雨・洪水」(42.0%)が上位に。しかしながら、多くの人が自然災害に関心を持っているにも関わらず、防災対策として行っていることを聞くと、半数近い人(48.3%)が「特にしていない」と回答。前回調査(2017 年)の 44.8%と比べて増加しており、防災意識の低下がうかがえる結果に。

防災対策トップ3は食料品・飲料水の備蓄、非常用持ち出し袋

一方、防災対策を行っている内容については、「食料品の備蓄」(34.8%)と「飲料水の備蓄」(32.3%)の実行率が高く、次いで「非常用持ち出し袋の用意」(16.5%)、「ハザードマップの確認」(15.5%)と続いた。

  • 日常用でなく防災用として備えているもの

    日常用でなく防災用として備えているもの

次に、防災用として備えているモノを聞いたところ、最も多かったのは「懐中電灯」(32.8%)で、災害時には、まず“明かり”の確保を第一と考える人が多いよう。次いで、「マスク」(23.3%)、「充電器」(19.3%)が上位に。一方、「備えているものはない」という人は前回調査(2017 年:42.8%)から 6 ポイント増加し、48.8%と半数近くにのぼった。

最後に、在宅中に「緊急地震速報」を受信した際の最初の行動について聞いたところ、「そのままじっとしている」(25.5%)、「スマホでニュースを調べる」(24.5%)、「テレビをつける」(16.8%)となり、まずは落ち着いた行動をとる“冷静派”が多い結果となった。