テレビ東京の経済番組『カンブリア宮殿』(毎週木曜23:06~23:55)では、「北欧版“100均”雑貨店 日本の独自改革で大復活」を27日に放送する。

  • 『カンブリア宮殿』よりゼブラジャパンCEO 松山恭子氏 =テレビ東京提供

    『カンブリア宮殿』よりゼブラジャパンCEO 松山恭子氏 =テレビ東京提供

デンマークなどでは、北欧版“100均”として、全ての人たちをターゲットにし、商品展開している「フライングタイガー」。11年前に日本に初上陸すると、大阪・アメリカ村の1号店では、整理券が配られるほど客が殺到。一大ブームを築き、店舗数を増やした。しかし、ダイソーや3COINSなど強力なライバルが多い日本では、すぐに飽きられ失速してしまった。

27日の放送では、2019年に社長に就任し、停滞期を打ち破った松山恭子氏が出演。松山社長は客の「壊れたからまた買おうと思ったのに」や、スタッフの「もっと売れるのに」といった声を拾い上げ、本国を説得して以前販売していた商品を生産して“再販売”も実現。さらに、出店も都心の路面店から郊外のショッピングモール内へと大幅に変更。限られたスペースでも展開できる期間限定ストアにも力を入れている。

日本で「フライングタイガー」を復活させた「小型店舗」や「再販売」の取り組み。しかし、それらはデンマーク本社が定めた創業以来のブランドルールに反するものだったそう。松山社長は、デンマーク本社と1年に渡り話し合いを重ね、日本での利点をしつこく訴え続け、説得に成功したという。本国デンマークも一目置いている松山社長の改革と日本独自の集客・販売戦略にMCの村上龍氏と小池栄子が迫る。