JR西日本は21日、「北陸デスティネーションキャンペーン」(2024年秋開催)でデビューする「キハ189系観光列車(仮称)」に先駆け、キハ189系の現行車両を活用し、敦賀駅から城崎温泉駅まで走行する団体臨時列車を10~11月に計8本設定すると発表した。

  • 「キハ189系観光列車(仮称)」のデビューに先立ち、キハ189系が団体臨時列車として敦賀駅から城崎温泉駅へ(JR西日本提供)

敦賀駅から城崎温泉駅までの区間で直通列車の設定は今回が初。このうち西舞鶴~豊岡間は京都丹後鉄道の区間を運行する。3両編成のキハ189系を使用して運行され、地元の人々と連携したさまざまなおもてなしを準備する。

敦賀発城崎温泉行の運行日は10月7・21日と11月4・18日。敦賀駅を10時40分に発車し、途中の美浜駅(10月21日、11月18日に停車)または十村駅(10月7日、11月4日に停車)、小浜駅、若狭高浜駅、西舞鶴駅、宮津駅、夕日ヶ浦木津温泉駅、豊岡駅に停車し、城崎温泉駅に16時59分に到着する。

城崎温泉発敦賀行の運行日は10月8・22日と11月5・19日。城崎温泉駅を10時44分に発車し、途中の豊岡駅、夕日ヶ浦木津温泉駅、天橋立駅駅、西舞鶴駅、若狭本郷駅、小浜駅、上中駅に停車。敦賀駅に16時10分に到着する。

  • 運行コースと時刻 (JR西日本提供)

団体臨時列車に乗車できる旅行商品を各旅行会社が発売する予定となっており、詳細は決まり次第、各社のサイトで案内される。取り扱う旅行会社は日本旅行、阪急交通社、読売旅行、クラブツーリズム。各社とも関西エリア発地の商品を用意するほか、阪急交通社とクラブツーリズムは首都圏・中京エリア発地の商品も用意する。