歌手のAdoが、大沢たかおが主演を務める映画『沈黙の艦隊』(9月29日公開)の主題歌を担当することが、わかった。

映画『沈黙の艦隊』(C)かわぐちかいじ/講談社 (C)2023 Amazon Content Services LLC OR ITS AFFILIATES. All Rights Reserved.

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原作の『沈黙の艦隊』は、1988年から1996年まで『モーニング』(講談社)で連載され、累計発行部数3200万部(紙・電子)を誇る人気漫画。物語は、日本初の原子力潜水艦が日米共同で極秘裏に建造されたことから始まる。乗員は日本人でありながら米艦隊所属という数奇の宿命を背負った超高性能原潜。艦長・海江田四郎(大沢)は、この原潜と乗員76人を伴い航海中に逃亡。理想とする世界の実現に向けて海江田が描いた大胆不敵なシナリオと、海中での天才的な戦闘術に、日米は翻弄され、重大な決断と選択が迫られる。連載当時には各方面で論争を呼び、国会でも話題になるなど社会現象を起こした。

同作の主題歌であるAdoの「DIGNITY」は、デビュー35周年を迎えたB'zが日本のアーティストに初めて楽曲提供した。松本孝弘が作曲、稲葉浩志が作詞を手掛けた、映画の世界観にリンクした、悲痛かつ美しく、荘厳で生命力溢れるバラードになっている。主人公海江田の静かなる苦悩や、劇中でも広がる登場人物たちのDIGNITY(=尊厳)に寄り添うような壮大な楽曲に仕上がった。

また、同楽曲が使用された予告映像に加え、原作の世界観を彷彿とさせるポスタービジュアルも公開された。

コメントは以下の通り。

■Ado
この度、映画『沈黙の艦隊』の主題歌を担当させていただけること心から嬉しく思います。主題歌「DIGNITY」はB'zさんに楽曲提供をいただきました。このような貴重な機会を頂き光栄です。彼らが戦う海原のように壮大で、果てしなく……ですがその奥深くにはあたたかな愛がある美しいバラードです。叫びと共に子守唄のような優しさを感じていただければと思います。是非、映画と楽曲の両方を劇場に足を運んでお楽しみいただきたいです。

■B’z松本孝弘
Adoさんには以前から注目していましたので、お話を頂いた時はとても嬉しく、やりがいを感じて制作に臨みました。実際に僕の書いたメロディを歌って頂き、彼女の歌唱力、表現力は若手のアーティストの中でも群を抜いて素晴らしいと感じています。映画『沈黙の艦隊』は正に“DIGNITY”。Ado+B'zのコラボレーションをお楽しみください。

■B’z稲葉浩志
時代を象徴する歌声の持ち主のひとりであるAdoさんとご一緒できて、たくさん刺激をいただきました。国家の尊厳、命の尊厳を守りながら世界平和を獲得するという、永遠の難題に想像を絶する手法で挑む本作の熱量が、彼女の繊細かつ逞しい声を通してさらに増幅すればと思います。

■大沢たかお
映画『沈黙の艦隊』のために素晴らしい楽曲を制作、提供してくださったB'zのお2人、力強い歌声で映画に彩りを加えてくださるAdoさんには心から感謝しております。ありがとうございました。この「DIGNITY」という主題歌が映画の一部となって、観客の方々の心に深く響き、映画の物語を一層と引き立てることを確信しています。是非劇場で本作をお楽しみください。

■松橋真三プロデューサー
本作は、大いなる海原に、大いなる意思を持って出港し、大いなる闘いに挑む者たちの物語です。世界中が大きな海に抱かれるような、愛と平和に包まれる、悲痛かつ美しく、荘厳で生命力あふれるバラードを希望いたします、とオファーさせていただきました。AdoさんとB'zさんの見事なコラボレーションが、この無理難題を見事に実現させてくれました。ぜひ劇場の大音響で、映画のクライマックスに、この主題歌「DIGNITY」を聞いて、胸を熱くしながら涙を流していただきたいと思います。