13日にスタートするテレビ朝日系ドラマ『ハヤブサ消防団』(毎週木曜21:00~)の制作発表会見が1日に東京・六本木のテレビ朝日本社で開催され、中村倫也、川口春奈、満島真之介、古川雄大、岡部たかし、梶原善、橋本じゅん、山本耕史、生瀬勝久が登壇。川口が現場の雰囲気を語った。
川口が演じるのは、東京から物語の舞台となるハヤブサ地区に移り住んだ映像ディレクターの立木彩。実は集落の闇につながる衝撃の過去を持つ、“疑惑のヒロイン”だ。最初は1人での撮影が多かったといい「崖とか、滝壺とか、1人でいろんなところに行きました。何か引っかかるような人というか、怪しく見えていたらいいなと思います」と役作りを語った。
そんなミステリアスな役どころを演じる川口だが、会見の中でも紅一点となっており、男性陣が盛り上がる現場について「おじさまたちで関係が出来上がっているので、なかなか入れない……」と吐露。「かわいがっていただきたいなと心から思っております。でもあんまり興味がないみたいです私のこと(笑)」と少し寂しげな表情でアピールした。生瀬は「そんなことないよ!」と否定したうえで「本当に女性が少ないので、春奈ちゃんが来ると皆モテようとして、さっきまでわーわー言ってたのに、『次のシーンは……』とか声が低くなるんです。情けないっすよ」と男性陣の状況を説明。しかし中村は「先輩が一番声抑えてます(笑)」と生瀬がその筆頭であることをツッコんだ。
また自然豊かなロケ地のある場所を「本当に遠いですね」と明かし、「途中でサービスエリア乗ったり、道の駅行ったり、ワクワクしながら旅行感覚で楽しませていただいております」と楽しみを語った。
『ハヤブサ消防団』は、山間の小さな集落を舞台に描く戦慄のホラーミステリー。中村は、原作・池井戸潤氏が自身を投影した主人公のミステリー作家・三馬太郎を演じる。物語は、スランプ気味の太郎が亡き父の故郷、“ハヤブサ地区”に移住するところからスタート。都会のストレスから解放され、穏やかな田舎暮らしを手に入れたはずの太郎だったが、地元の消防団に加入したことを機に連続放火騒動や住民の不審死などの怪事件に次々遭遇。真相を追ううち、集落の奥底にうごめく巨大な陰謀に突き当たる。