JR西日本は30日、嵯峨野線(山陰本線)で夏の期間中に京都~嵯峨嵐山・亀岡間の臨時列車を運転すると発表した。7月の3連休とお盆期間には、臨時列車および両数を増やす列車の本数をさらに拡大する予定だという。

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嵯峨野線は昼間時間帯を中心に多くの利用があり、京都方の車両を中心に混雑が見られることから、現在は両数を増やした列車の本数を拡大。平日の1日あたり26本、土休日の1日あたり34本の列車について、両数を増やして運転を実施している。

これに加え、夏休み期間にあたる7月21日から8月10日までと8月17~31日、京都~嵯峨嵐山・亀岡間で臨時列車を平日・土休日ともに1日あたり6本運転することとなった。

7月15~17日の3連休と、8月11~16日のお盆期間は、臨時列車および両数を増やす列車をさらに拡大。臨時列車は土休日に1日あたり10本、平日に1日あたり8本を運転する。両数を増やす列車は平日・土休日ともに1日あたり57本を運転。なお、両数を増やす列車は4・6両編成から6・8両編成に変更される。サッカー・花火等の沿線イベント開催時に本数を変更する場合もある。

嵯峨野線では、車内の混雑緩和とスムーズな乗降に向けた取組みも実施。補助シートを利用できる時間帯を縮小(補助シートを設置していない車両を除く)したほか、一部列車に座席が横3列(2列+1列)で通路部分の広い車両を導入している。ただし、車両運用上の都合で運転しない日もある。