テレビ東京「ドラマチューズ!」枠のドラマ『なれの果ての僕ら』(27日スタート 毎週火曜24:30~)の記者会見が26日に都内で行われ、主演の井上瑞稀(HiHi Jets)をはじめ、犬飼貴丈、大原櫻子、矢花黎(7 MEN 侍)、大原優乃、西村拓哉(Lil かんさい)、ニシダ・コウキ(ラランド)が登壇した。

  • 上段左から、矢花黎(7 MEN 侍)、大原優乃、西村拓哉(Lil かんさい)、下段左から、ニシダ・コウキ(ラランド)、犬飼貴丈、井上瑞稀(HiHi Jets)、大原櫻子

内海八重氏による同名コミックを実写化した同作は、復讐、いじめ、裏切り、暴露など、予測不能な展開が続く衝撃のサスペンス。同窓会のために母校に集まったネズ(井上)ら元6年2組の23人は、3日間監禁され、13人死亡するという大事件に巻き込まれた。監禁したのは、かつてのクラスメイトの夢崎みきお(犬飼)。みきおの目的は、命の危機という極限状態で、人間の“善性”がどれだけ保てるのかを試すことだった。

今作で連ドラ単独初主演となる井上は、「こうして素晴らしいキャストの方、スタッフの方と最高の作品を作れたと思います」と力強くコメント。すでに1話を視聴したそうで、「衝撃の連続。犬飼さんの言葉を借りるならジェットコースターのように襲い掛かってくる」とアピールした。

また、同窓会の盛り上げ役でもあるタカポンを演じ、きょうのイベントではMCも務めたニシダが「現場でのムードメーカー、座長“みたいな”人は?」と質問すると、「座長はいますよ!」とキャスト陣が一斉にツッコミ。井上も「たしかに座長っぽいことは、あまりできなかったですけど!」と自虐気味に返して笑いを誘う。ニシダから現場ではイジられキャラだったと指摘されると、「たくさんの方にイジってもらって、愛されているなと(笑)。嬉しかったです」と笑顔を見せた。

そんな井上は、ムードメーカーに西村の名前を挙げ、「いろんな人の壁を取ってくれた。分け隔てなく接してくれたので、チームが1つになる空気を作ってくれた」と現場での振る舞いを絶賛。一方の西村は「(今回演じた)黒田くんがおとなしい子だったので、僕が1日にしゃべりたい文字数がセリフでは足りなくて……カットがかかってから、文字数を稼いでいました(笑)」とその意外な理由を明かしていた。

井上は優乃の演技にも助けられたそうで、「カメラが僕の方に向いているのに、優乃ちゃんもしっかり感情を出してお芝居をしてくれたので、僕も感情を出すことができました」と感謝。優乃も、井上演じるネズという役柄の重みを感じていたといい、「私の役として少しでもなにかパーツになればいいなと思って、やらせていただきました」と振り返った。

「このドラマを誰に観てほしい?」というテーマでトークが展開すると、井上は「HiHi Jetsのメンバー」と回答。「主題歌を担当させていただいているので観て欲しい。予告映像は観てくれたみたいで、『このドラマ観たくなった! 観るね』と言ってくれたので、リアタイしてくれるんじゃないかな?」と期待を寄せた。

そんな井上にとって、同作は「すごく個性の光った作品」。「思わず目を背けてしまいたくなる瞬間もあるんですが、それ以上に人が持っている感情が入り混じって、人間味のある美しいドラマになっていると思います」と太鼓判を押し、「1話を観ていただければ、間違いなくドはまりしていただけると思います!」と単独初主演ドラマへの熱い思いを伝えていた。