高精度な美麗パーツ&すずき工芸の痛快コラボしたいすゞフォワード

中村通商の看板を掲げて青果を運ぶ恭平丸は、地元の豊橋市の市場〜東京の築地市場を主ルートに走るやっちゃ場便。全身に豪快かつハイセンスなパーツ群を満載し、街道でも一目置かれている注目車だ。

シャープなラッセルバンパーをはじめ、前面に緑のマーカーを並べた平型バイザーや菱チップをあしらったミラーステーなど、キャブ周りには、美しくも存在感のある大型パーツをバランスよくラインナップ。

ルーフ上にはオーナーがオークションで競り落としたという尾翼付きロケット×2発を搭載するほか、バイザー上には大型の赤色回転灯をコンビネーションしている。また、弁当箱&ウイングマークを筆頭に、レンジャーKLグリルや330ヘッドライト、ウロコステンレス素材のライトベゼルなど、レトロ気分を醸すフェイス周りも見応え十分だ。

一方の箱周りは、ウイングに”名四国道緊急車輛”のすずき文字をペイント。アオリにも社名やニックに用いている”恭”の字を描いている。なお、リア観音を席巻する”荒波+鯛”は、すずき工芸の雄渾な筆致が冴える傑作画。計13発の丸テールを配したリア下周りの華やかさと相まって、他車と一線を画す個性をアピールしている。

【写真6枚】豪快かつハイセンスなディテールを刮目されたし。

カミオン2011年3月号をもとに再構成