女優で歌手の小泉今日子が19日、音楽ストリーミングサービス・Spotifyで、ポッドキャスト番組『ホントのコイズミさん』を配信。「#107 子どもファーストな学校改革、校長先生によって学校は変わる!?」の中で、九九が苦手な理由を明かした。

小泉今日子

8月に公開されるドキュメンタリー映画『夢見る校長先生』で、ナレーションを務めている小泉。番組では、同作のオオタヴィン監督と対談を行い、「“子どもファーストな学校改革”っていうのがテーマだったと思うんですけど。それが本当にできるじゃん! っていう希望を、ナレーションやりながら感じて。学校の先生方や親御さん、もちろん生徒のみなさんにも見てもらったら、ギュッて気持ちが固まってる人も楽になるんじゃないかな」とアピール。「本当に、観たら世界が変わる」「すごい面白かった」と重ねて猛プッシュした。

また、公教育における“自由教育”に焦点を当てた同作だが、オオタ監督が、「日本の教育は、苦手なところを克服する短所克服」だと指摘すると、小泉は、「私はいまだに九九が苦手っていうか……。言えないです(笑)」と苦笑しながら告白。その理由について、「九九を覚えるのが、すごく嫌で。覚えない! って決めたみたいなところがあって。美しくないって感じたんですよね。“いち”なのに、“いんいちがいち”とか。きれいじゃない! みたいな感じで。なぜ、そう覚えなくちゃいけないんだ?みたいな」と明かしつつ、「親もあんまりそういうことで怒らなかったので、そのまま放置されて。いまだに言えないです。言う気がない」とキッパリ断言した。

一方で、小泉は、「国語の授業とかで、長いものとかは全然覚えられるんですよね。“寿限無寿限無……”とか。それは楽しい。音の楽しい遊びって感じなんだけど」とも。さらに、給食で苦手なものがあったときに、「食べ終わるまで下げない」と言われ、6時間目まで机の上に給食が残されていたという自身のエピソードを振り返りながら、「一番自由に好きなものや得意なもの、楽しいと感じるものを素直に浴びてほしいときに、ギュッとストレス」だと、実感を持って吐露。改めて、ルールに縛られない“自由教育”を実践している学校について、「公立の学校でこんなことができるんだっていうことを知ってほしい」と熱い思いを伝えていた。