イーコミュニケーションは6月15日、英語の音を重視し、聞き流しや音読暗記などが、ゲーム感覚でできる音英語学習アプリ「Onki」のiOS版の提供を開始した。

  • カメラから英文音声読み上げ

同アプリは、英語の音を重視し、取り込んだ英文の暗記を通じて、学習者の"英語の引き出し"を増やしていくことができるアプリ。「英文読み上げ」「頭出し記憶による虫食い暗記」という2つの特徴がある。

「英文読み上げ」機能は、スマホのカメラで英文を撮ると、文字を認識し、ネイティブ音声で英語を読み上げてくれるというもの。英語教材や教科書の対話文、英字新聞や英語小説などの音源作成など、AIが生成する興味ある分野の模範英文を撮影して、英文音声を読み上げる。聞き流し英語素材として活用することが可能。読み上げ速度は5段階に変更できる。アメリカ人、イギリス人、男女の読み上げに対応している。

「頭出し記憶による虫食い暗記」は、特許を取得した「頭出し記憶法」という同社発明の英語学習方法を採用した機能。英語のアクセントが重要な単語頭を中心に表示し、文末を虫食い消去することで、記憶のしやすさ、フォニックス的発音の改善を狙ったもの。アプリでは、取り込んだ英文をゲーム感覚で楽しく暗記していくことができる。

  • 頭出し記憶の虫食い暗記

同アプリにはSample教材以外、特に教材は用意されていないため、学習者自身が、レベルにあった好きな英文を写真にとってアプリに取り込める。取り込んだ英文は、ネイティブ音声で聴くことが可能。何度も繰り返し聞くことで英語耳を養うことができる。

虫食い暗記機能を活用し、残されたヒントの語頭を頼りに、最終的に何も見ないで英文が口から出てくるように暗記する。ゲーム感覚の虫食いで、英語の引き出しを増やすことが可能になる。

今回は、カメラからの英文取り込みのみに対応しているが、2023年9月には、AIを活用しマイクからの英語音声の取り込みに対応。2024年1月頃には、AIを使って、取り込んだ英文の自動添削機能を提供する予定。